樹下石上 ㊻・・・情報弱国
➡米無人機撃墜は「大きな過ち」 トランプ氏、イランに警告
中東の情勢が危なっかしくなっています。
先日の記事でもアメリカの自作自演を述べましたが、
今回もその可能性は大でしょう・・・
➡自作自演!?
あれからこのホルムズ湾のタンカー事件の裏をとっていますが
自作自演は間違いなさそうです。
昔、父ブッシュの時代は、
アメリカは10年に一度、戦争をしないと
経済が立ちゆかない国でした。
恐らく今は5年に一回でしょう。
➡アメリカ合衆国が関与した戦争一覧
この年表を見れば、今年来年あたりです。
そのたびに武器商人はうるおい
トレーダー・大企業が潤うようにできています。
それを軍産複合体といいます。
1914年にイギリスで生まれ
世界中に広まりました。
アメリカでも戦後、軍需産業として普及しました。
(実は、規模が小さいものなら
日本は明治維新のときにすでに
イギリス/フランスからその洗礼を受けています。
新政府軍/旧幕府軍の戊辰戦争のときです。)
正確に言えば、国籍に関係のない
世界金融資本家たちです。
要は「戦争で、お金儲けしましょう!」ということです。
人がたくさん死んでしまう戦争をすればするほど
儲かる人がいるということです。
私がこの構造を初めて知ったのは20代中盤・・・
この本がきっかけです。
今話題の落合陽一さんの父親です。
こんな簡単なことさえ学校では議論しません。(できません)
小学校の高学年以上なら 十分わかる内容です。
今回のホルムズ湾のタンカー事件を引き金に
各先進国が声明を出しています。
イスラエルもドイツも、アメリカに合わせて
証拠もない段階でイランの攻撃と決めつけています。
彼らは証拠の有無は関係ないのです。
「証拠は作ればいい」
それが彼らのやり方です。
冒頭のニュースがそれにあたるでしょう・・・
だから証拠を作られたら
日本は危ないのです。
なぜか・・・
日本は独自の世界情報網が弱いので
各先進国が口を合わせはじめ、国連にかけられれば
(日本は常任理事国でないので拒否権がない)
アメリカの要請で、「集団的自衛権」と絡められ
自衛隊を派遣せざるを得なくなる恐れがあります。
かつての自民党の海部・小泉元首相はそうやって
憲法の解釈を広げ、自衛隊派遣の定義を広げ
今に至っています。
自民党の憲法改正案をご覧になられましたか?
動画はごらんになりましたか?
➡自民党憲法改正案
あくまでも私の意見ですから
違う方はスルーなさってください。
7月の選挙は、
この憲法改正案に賛成ですか?反対ですか?
そういう選挙です。
彼らの本音は、1分あれば説明できます。
「僕たちの既得権を守るために
国民の皆さんは血を流す覚悟でいてください。
そのためには武器購入や派遣などお金がかかりますので
税金も上げますし、公的年金も下がりますが我慢してくださいね。
もちろん平和主義はもちろん、国民主権や基本的人権も
状況によっては無くなります。」
そういうことです。
もちろんいろいろな意見があっていいと思います。
例えば、
世界情勢が・・・
北朝鮮のロケットが・・・
中国の一帯一路が・・・と
軍備拡大や憲法改正を必要とする声も上がっています。
何のことはありません・・・
この3つはすべて裏で手を結んでいます。
つまり表では喧嘩しているように見せていますが、
互いの利益不利益を調整するために
したたかに手をつないでいます・・・
国連の安全保障理事会の常任理事国は、
アメリカ合衆国、イギリス、フランス、
ロシア連邦、中華人民共和国の5か国です。
(アメリカの後ろにはイスラエルがいます)
これを見るだけでも、裏で何が起きるかお分かりかと思います。
日本は蚊帳の外です・・・
しかも、安倍さんが中東外交中にタンカー事件が起きていますので
手ぶらどころか大きく恥をかいた安倍さんの心境を
アメリカがうまく利用する可能性は十分あるのです。
やはり自分で情報を得て分析する力がないと
いろいろと不利になるというのは国も個人も変わりませんが
国は多くの人のいのちが関わることなので
ことさら重要です。
ただ、残念ですが・・・
江戸の開国以来、日本はずっと情報弱国です。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
樹下石上 ㊴・・・自作自演!?
タンカー2隻が攻撃された。
即座に、ポンペオ米国務長官は
「イランに責任がある」と名指しで非難し、
(最高指導者ハメネイ師が)
「安倍首相の外交努力を拒否し、
日本のタンカーを攻撃することで日本を侮辱した」と決めつけた・・・
あまりにも出来過ぎた筋書きではないか・・・
戦争とは、当事者たちの純粋な争いではなく
「仕掛け」というものが必ず存在する・・・
その仕掛けに、印象操作が掛け合わされて惨事は起こる。
それは歴史を見れば、枚挙にいとまがない・・・
たとえば、太平洋戦争を仕組んだルーズベルト大統領・・・
彼は1940年11月に3選を果たした際に
「あなた方の子供はいかなる外国の戦争にも送られることはない」と、
戦争しないことを公約にしていました。
(この公約が破られたことは、ご存知の通り)
まるでどこかの国のリーダーのようです。
真珠湾攻撃は卑怯な先制攻撃ではありません。
宣戦布告文書はありました。
しかし英文に訳す段階の人為的なミスが重なり
「宣戦布告」が約1時間遅れました。
また、ルーズベルト大統領は日本の暗号を読み解き
真珠湾の攻撃をあらかじめ知っていながら
ハワイには知らせていません。
いまのところ確たる証拠は出ていませんが、
かれが、日本と戦争をしたがっていたのは、
JB355という作戦で、真珠湾攻撃の5カ月も前に
わが国への攻撃を命令していたことからもわかります。
ただ、第一次世界大戦でアメリカ国民の心情は
「戦争反対」に深く傾いていました。
詳しいことは省略しますが
かれは、アメリカ国民の世論を戦争へ駆り立てるために
真珠湾攻撃を利用したのです。
かれの「仕掛け」はまんまとうまくはまり、
アメリカが参戦する大義名分をつくり、
世論を戦争へと煽ったのです。
だから、今回のことも どうか冷静に慎重に・・・
私たちは「気持ち」を吟味し
「情報」を精査しなければならない・・・
➡経産相 “ホルムズ海峡付近 日本関係の積み荷積んだ2隻攻撃”
そして、もうひとつ・・・
いまのような現政権にとって都合の悪い
「2000万円足りません」のような騒動を
いつの間にかうやむやにするために
外に敵を作り、国民の目を「外憂」一色に向けさせ
国民から大切な問題を消し去ろうとする・・・
これは、超古典的な
「逸らし」の手法であることも忘れてはいけません・・・
集団的自衛権の行使へと誘導し、
改憲の世論を作り出し、
自衛隊を国防軍に仕立てる・・・
すでにこんな記事も出ています。
➡ホルムズ海峡攻撃、安保法制との関係 集団的自衛権行使の要件とは
そういう準備をしている勢力がいるということです。
とにかく私たちは冷静になりましょう・・・
原因を作る実行部隊も
ニュース発信も
情報分析も
解決部隊も
すべて同じグループ・・・
そこには必ずダシに使われる人物(国)がある・・・
そこに、世論を捏造し掛け合わせる・・・
自作自演という方法は
戦争を仕掛けたい勢力の古典的な手法です。
歴史に学べ!は
こういう時に言う言葉です。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体