令和buzz39・・・みんなかつては赤ちゃんだった
「ミソジニー (英: misogyny)※」という言葉を知った。
➡北原みのり「車内でベビーカーは畳めない」
※一般に、男性が権力を持つ男性社会であることも多く、男性による女性差別は、個人的な嫌悪だけでなく、歴史的・社会的構築であることもままある。ミサンドリー同様、単なる嫌悪は問題ではないが、直接的暴力・社会的差別となると、問題になる。
私たちはみんなとるに足りない小さく弱い人間だ。
お互いが助け合わねば滅びてしまう。
これでは、戦時中、沖縄戦、
防空壕で敵に知られないように
小さな赤ちゃんを抱えたお母さんが
赤ちゃんの口をふさがせたり
そこに居合わせた兵士が銃で殺してしまった心理と
何ら変わらないではないか・・・
それと同じ心理を規則でねじ伏せ
正当化する・・・
戦後75年もたとうとしているのに
この国はいったい何を学んできたのか・・・
人間の一番おぞましい部分が出る
戦時中でもない平和な日本なのに
皆が他人ごとのようなこの悲しい出来事は
実に身につまされる・・・
どうやら、都バスの規則はこうらしい・・・
➡ベビーカーでの乗車方法
人間の日常の小さな切羽詰まった問題というのは
規則や法律で解決できないことが多い。
たとえ規則があったしても、臨機応変に
その場その場でそこに居合わせる
何人かで何とか折り合いをつけて
気持ちよく過ごすはできないのだろうか・・・
都バスのHPを調べると
車いすやそのほか様々なバリアフリー化は進んでいるらしい・・・
➡バリアフリー情報
その理念は、困ってしまう人へのやさしさなのではないだろうか・・・
ならベビーカーへのバリアフリーがあってもいい・・・
みんな昔はこの赤ちゃんと同じだったではないか・・・
その時、本当に多くの人に助けられたはずだ・・・
この作者も言うように、
ベビーカーのスペースを作ればいいし
車いすのスペースの兼用もいい・・・
規則というのは、
皆が作りたいお互いをいたわる世界を
土足で踏みにじろうとする輩が現れたときに
振りかざせばいい。
人間の「善」を
どこまでも信じようとすることが希望だし
それを伝えるのが教育なのだが、
ふと思った・・・
本末転倒・・・
この国のリーダーが
法律を守らなくともゆるし認めて(支持率が下がらず)
本人もしれっと総理をやっていられるのに
都バスの規則だからと
目の前の困った人に
やさしい言葉や対処を忘れている国に
未来があるのだろうか・・・
朝からこの記事を読んで
ふと考えこんでしまった・・・
都バスの車内に
「みんなかつては赤ちゃんだった」と
看板を掲げてはどうだろうか・・・
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theme : がんばれ☆子育てママ
genre : 育児
夏、立夏のころ④・・・性とスポーツ
父と兄はよくキャッチボールをしていた。
ふたりの真ん中に立って
そのこぼれ球を走って取りに行く係を担当するのが私だった。
おそらく小学生の低学年だったと思う。
暴投や後逸をするたびに
ダーッと走っていってはボールを捕まえて
兄もしくは父に返した。
一球でも多くボールを投げたかったので、
とにかく速く走っていって
兄(父)よりもはやくボールに追いついたものだ。
ボールを投げたい一心のために
投げられるボールが手から離れる角度で
暴投かどうかを見極め始める。
そのころ、地区の子供会では
男の子はソフトボール(たしか女の子はドッヂボール)と決まっていて
ソフトボールができない私はとても悔しい思いをしたことを覚えている。
本当に悔しかった。
いまでこそ、女の子が野球やサッカーをするのが禁止されない時代になったが
その頃は、ランドセルや裁縫道具の色からスポーツ競技まで
男の子はこれ!
女の子はこれ!
ときまっていた。
(ちなみに私はオレンジのランドセルを選んだ)
昭和のあの頃はほんとすべてがそうだった。
わたしはそれが本当にいやで
中学生に上がる時も
「学ランがいい」といって
制服の採寸するおじさんを困らせたものだ。
ソフトボールにせよ、制服にせよ
その都度、同行の父母になだめられたが
いまでもアンケート欄の性別「男」「女」では
どちらにするか迷う(笑)
できれば真ん中の空欄に〇を打ちたい気分だ。
男 女
↑
ココ
いまでこそ
「ジェンダーフリー」
「LGBTQ」
などといって学校教育でもアナウンスされることが多くなったが、
わたしにとっては、そういった名称・区分もどうでもいいとさえ感じる。
ちなみに、FBの英語版では、多種多様の性別が選択できるらしい。

Agender(無性別者)
Androgyne(男性、女性の両者の性的な特徴と器官がある人)
Male to Female
Female to Male
Trans
Trans Female
Trans Male
Trans Man
Transsexsual Person
Bigender(男女両方の性的特徴・志向を持った人)
Non-binary(カテゴライズできない人)
Cis(生まれた時に診断された身体的性別と自分の性自認が一致し、それに従って生きる人:参考)
Cis Female
Cis Woman
Cis Male
Cis Man
Cisgender
Gender Fluid
Gender Nonconforming
Gender Questioning
Gender Variant
Genderqueer
Neither
Other
Neutrois
Intersex(Wikipediaによれば中間的な性)
Pan-gender(日本語にしにくい…性別を超越している人、くらいなニュアンスでしょうか)
Twi-Sprit(こちらに経緯がまとまっています)
(こちらはイケハヤさんの記事を参考にしています)
興味深い日本語概略は➡こちら
さらに、FBは新しい性の提案も受け付けているらしい。
そのうち100とか200も「性」が誕生しそうだが、
結局そうなったら「性別」ってどうでもいいということになると思う。
これまでの人生を振り返ると
かつて暗黙のルールのために、
やりたくてもできずにいた時代と
「わたしはこれがしたいからする」
「わたしという存在はこれだからこれ」と言える時代・・・
その両方を経験することで
「わたしとはなにか?」という問いが鋭くなり、
そして、ますます明確になってきた感じである。
ありがたいことだ。
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