令和buzz334・・・発達障害グレーゾーンへの理解
WHOによる精神遅延(知的障害)が
IQ70-85以下とされていました。
今現在は、IQ69以下とされています。
この引き上げが、今現在の本人やそのご家庭にとって
学校生活、社会生活での生きにくさにつながっています。
いわゆるグレーゾーンと言われる子たちです。
これは、学校側の予算、施設、スタッフ人員の問題で
引き揚げられたのではないかと思われます。
今ではこのゾーンの子どもたちは、
14%ほどいるといわれ(35人のクラスなら5人はいる)
支援を受けられず、支援外となる場合がほとんどです。
これが、
第二次(周りの理解・支援を得られす、障害が進むこと)
第三次(非行化して、矯正施設でも理解をされない)
第四次(社会に出てからも理解されず、偏見もあり、仕事が続けられない)
の障害を生み出す引き金となっています。
私の塾の経験でも、今の学校現場では、
このゾーンの子たちへの理解と支援が
本当に不十分と感じています。
(もちろん理解されている方も見えますが
個々の先生同士が連携がなされていないことが
何よりの問題のように思えます)
普通学級の先生はもちろん、
通級指導教室、特別支援の先生が
勉強不足、支援の工夫がないことがほとんどです。
そして、こういったマンパワー的にもそうですが、
予算、スペースなどのシステムの弊害が拍車をかけ、
不必要に本人やご家族を傷つけている場合も
本当に多いです。
もちろん、システムはすぐには変わりません。
しかし、私たち周りの大人が
今日からでもできることがあります。
それは、まずはこの知的障害のラインが
大人の事情(予算、施設、人員など)によって
変えられた歴史があるということ・・・
それを知ってほしいのです。
たったこれだけでも、
私たちの彼らへの認識が
「サボっている」のではないことに気が付きます。
「理解」
本人やご家族にとって
これほど心強いものはありません。
この本ですが、読みやすい漫画になっています。
良かったら、手に取って見てみてください。
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