春、立春のころ⑭・・・発達障害と牛乳
今日は、学校給食についてです。
以前、牛乳の害については、
「いつまで牛乳を飲ませるのか」の記事で牛乳の害について書きました。
最近のデータでは、発達障害は脳ではなく
腸内環境の悪化が原因と言われています。
日本では、あまり知られていませんが、
欧米では、自閉症を含めた発達障害に対する
食事や栄養療法が注目されています。
そのなかでも、カゼインフリー、グリテンフリーの食事法が有効です。
食事から一切の牛乳と小麦を抜くという食事法です。
それをすることで、50%以上に
何らかの症状の改善が見られるとされています。
ところが日本の学校では、給食に必ず牛乳が出ます。
パンも出ます。
もう少し、そういった食事法を学校でも
参考にできないものかと思います。
実はこういった食事法は、アレルギーにも有効です。
➡【カゼインフリー】発達障害で「アレルギー持ち」ならやるべき理由
もちろん今は、結果を科学が追いかけているという感じで
エビデンス不足ですが、いずれそろってくるでしょう。
科学はいつでも、事実の後をついてくるのですから・・・
発達障害は、今後おそらく大変身近な問題になると思います。
それを少しでも小さくするためには、
小中学校と9年も毎日食べる食事に気を配るのは
当然なのではないかと思うのです。
是非、学校と栄養士関係者の方々は
考えていただきたいと思います。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
夏、大暑のころ②・・・本間先生、発達障害まとめ
2012年 普通学級に6.5%
特別支援に2.9% 全体で約10%が発達障害
●増加の原因
概念、定義の変化
診断基準の普及
認知度UP
昔、見逃された
「ちょっと変わった子」「落ち着きのない子」が
発見されるようになった。
しかし、昔は、生きにくさを感じさせる子は
ほとんどいなかったので
実数はもっと増えているのでは?
●日本と欧米の違い
発達障害は、日本は生まれつき・・・
アメリカは、いつでも開始しうる・・・
①特性であり、病気ではない
②脳の器質ではなく、機能の障害
③発達のアンバランスにより、周囲の環境や
人とのかかわりに適応できずに生活に困難か発生する
●問題点
発達障害は病気ではないので必ずしも
受診は必要ないが、
支援等を受けるには
診断書が必要で、
その診断ができるのは医師だけ。
その医師が、向精神薬を処方している医師。
問題点は、
・正常と異常の明確な区別は不可能
・安易な薬の使用
現代社会は、あらゆるものを
一定の枠内にはめなければならないと考える傾向が強すぎる。
社会(枠)に)適応できない人を
「障害」として新しい病気のように分類してしまう。
発達障害は、出産・食・生活・薬・ワクチン・環境など
複合的な原因・・・
●解決策
生きにくさを抱える子供には
支援の中で、自尊心を向上させる。
薬では、根本的な解決にならないので
可能な限り本来のその子と向き合い、
受け止められる環境を整える。
周囲の学校や社会の考え方を変えていく、つまり
家庭、学校、仕事、社会のありようが問われている。
人と違うことを認めあえるように導く。
フィンランドが進んでいる。
日本では、ほとんど情報がはいっていないが、
欧米では、食事や栄養療法が注目され、
その方法で50%以上に何らかの症状の改善がみられるとされている。
グリテンフリー(小麦)
カゼインフリー(牛乳)
さらに、本田先生は
シュガーフリー(砂糖などの甘い糖質)を挙げている。
ネットにも➡グルテンフリーだけでなく、カゼインフリーを奨めるこれだけの理由!
発達障害の原因には
アレルギー、リーキーガット症候群
イースト(カビ)コネクション、栄養障害、重金属
化学物質などが関係している。
これらすべての状態に
腸内細菌が大きく関係しているので
腸や腸内細菌の状態を整えること。
腸内細菌は脳の発達、自閉症、心の病気
人格、性格行動、学習、認知能力、ストレス応答に
影響を及ぼす。
以上が、本田先生の「発達障害」に関する考え方でした。
2012年で10人に一人が発達障害ですが
本田先生も指摘されているように
私の感覚でも、5.6人に一人になってきているように思えます。
そして、だれもが発達障害的感覚をもっている・・・と思います。
生きやすい環境を、考え方を整える・・・
「社会は人のためにあるのであり、
人が社会のためにあるのではない。」
小飼弾さんの言葉を思い出します。