本心を隠したままでは(後編)
電話を取った私に
相手の女性は、やはり会社名と名前をおっしゃいました。
違和感でしかない。
その彼女が言うに、
女性
「昨今、コロナ禍で悩みが多い人が多く、
今のまま会社を勤めていたらいいのか・・・
そんなことのお悩みが多くなっています。」
私
「あの、あなたのお悩みではないのですか?
一般論をお話しなさっているんですか?」
このあたりで、はっきりとさせたくなった私は、
私
「あなたは、何かごまかしてお話されていませんか?」
と聞いた。
しかし、回りくどいいいわけばかりで
一向に埒が明かない。
私
「先ほどお話をうかがった者(ぴよさん)からの伝言では
あなたがお悩みと聞いていますが、
それは、受けた者(ぴよさん)の聞き間違いですか?
それとも、何かごまかそうとお話していませんか?
あなたは本当に自分が悩んでいるとお話されたのですか?」
女性
「先生はもうご存知でしょうが、世の中は・・・」
一向に私の質問に答えようとしない。
しないばかりか、
女性
「当社は・・・(長い💦)」
私
「いえいえ、当社は外れてください。
あなたのお悩みではないのですか?」
何度かの会話で
やっとこの方自身の悩みでないことが判明・・・
女性
「わたしの話し方が曖昧でした」
「そんなつもりはなかったのですが・・・」
しかし、ここからも長かった・・・
女性
「コロナ禍で悩んでいる人を先生に見ていただけないか・・・」
私
「『先生』はやめてください。
〇〇(わたしの姓)でいいです。
ということは、お宅の会社が
私のために集客や仲介をするというお話ですか?」
女性
「いえ、仲介ではないのです」
(うーん)
私
「でも観ていただきたいと言って
間にお宅の会社が入り
仲立ちするということは、
仲介するということですよね」
女性
「そうではないのです」
私
「わたしが承った相談料の何%かを
お宅の会社が受け取るということではないのですか?」
女性
「いえ、マージンというのは発生しないのです。」
私
「では、お宅の会社のメリットは何でしょうか?」
女性
「当社は、ウエブ関連のマーケティング会社で・・・」
(ははーん)
私
「はぁ、ということは集客のための
ウエブ作成(HP)をする会社ですか?
ということは、オンラインで話(相談)をするということですか?」
女性
「いえ、対面です」
だんだんと、真面目に聞く気が失せてきた。
私
「つまりは、お宅の会社は、
私のためにウエブサイトを作成してくれて
そこで集客できるように助けてくれると、そういうことですね」
女性
「そういうことになります」
どうやら、その業務が
3か月後をめどに立ち上がる模様・・・
私
「そのウエブサイト作成の費用が発生するということですね」
女性
「はい、そういうことです」
おいおい💧
この要件を聞くだけのために
ここまで時間がかかるのか・・・
はあ、長かった・・・
要約します。
①かかってきた電話は、業者からの電話だった
②ウエブマーケティングの会社で
(3か月後に今件の業務が立ち上がる模様)
それを開口一番、電話口で言うとすぐに切られるため
③まるで自分が相談かのように、曖昧な表現をして
「商品概略」を聞かせたかった。
新手の電話営業で
しかも哀しい営業でした。
私は最後に彼女に言った。
「あなたが、その会社に
いつまでおられるか知りませんが
どんな仕事も、
誠実さが大切ですよ。
会社は関係ないですよ、
そうあれるようにがんばってください。」
このトーク術が、
彼女の独断か、会社のマニュアルかはわからない・・・
でも、どちらにしても「自動詞の時代」がやってきている今
彼女はこれからますます生きにくくなってしまうなぁ・・・
あれが会社のマニュアルで強制されていたら
その会社を辞めた方がいいのになぁ・・・
お節介だがそう思ってしまった次第です。
「今の会社に勤めていていいのか?」
この一般論は、
彼女の影の(無意識の)声だったのかもしれませんね。
皆様も
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
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本心を隠したままでは(前編)
実に不可思議でした。
最初、わたしは宙言(勉強会)中でしたので、
ぴよさんが出てくださいました。
内容は、「ご相談があるので・・・」
これは、うちではよくあることです。
なので、忙しい仕込み中でしたが、
いつお越しになりたいかとかなどを
ぴよさんが聞いてくださったんですが、
それによると、
その方は、アシャイングのHPをご覧になって、
実績もあって信頼できるので・・・
こちらにお願いしたいと・・・
わたしとぴよさんは、
この実績という言葉に違和感と不快感を覚えました。
しかも、先方は、名乗るときに、
会社名と自分の名前をおっしゃったそうです。
ご相談に、会社名っているのか???
ただ、ご相談内容は、
「今の仕事をしていていいのか・・・」
それが聞きたい内容のようでした。
だから会社名をおっしゃったのか?
しかし、さらに変なのが、
相談は3ヶ月後がいいと・・・???
ますます???です。
ぴよさんは、先の話で、こちらも予定がたたないので、
「ではその頃もう一度ご連絡ください」と伝えたのですが、
いえ、詳しい概略を今伝えたいとのことでした。
ですから、夕方もう一度
折り返し電話されるとのこと・・・
はあ・・・???
相談内容の概略は
ご相談当日でいいのになぁ???
ただ、これもたまにあることで、
電話でひたすら自分の悩みごとを話す、
ただ聞いてもらいたい族の方も
いらっしゃるにはいらっしゃいます。
ぴよさんも怪訝そうでした。
とにかく仕込み中でしたので、
ここまでの話で電話を切りました。
何かつかめないお問い合わせでしたが、
夕方の電話を待つことにしました。
しかし、約束の16時になっても電話がなかったので、
こちらから電話・・・
出ない・・・
すると数分後に、折り返し電話がありました。
今度は私が、聞くことにしました。
実は、この電話で、
やっと全容が明らかになったのです。
その全容は、私の経験のなかでも
はじめてのことで(笑)
ホントびっくりすると同時に、
呆れてしまいました。
さて、何がどうなっていたのか?
みなさんも、当ててみてください(笑)
会社名
3か月後
今の会社を続けていいか?
この辺りがヒントです。
引っ張って恐縮ですが、
明日全容をお話いたします。
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