エージェント化する一般人
「人はなぜ服従を選ぶのか?」だ。
もちろん私も人間である限り
この対象に入るが、
この2年の世の中の様子を見て
もっと早くこのダークなテーマに触れるべきであったと思っている。
2冊本を取り寄せた。

世の中には、人の心理を扱った実験がこんなに多いのか・・・
と感心した。
2つ目がこちら・・・

こちらはかなり衝撃的・・・
社会心理学者のミルグラムは、
なぜ多くの人がヒトラーに従ってしまったのか?
と疑問を持った。
そこである実験を行って
悪いとわかっていても
やがてその権威者のエージェントとなってしまう心理を分析している。
なんかね、すごく今の社会情勢を的確に表していて
ちょっとぞっとしましたね。
身近なところでは
「いじめがなくならない現実」
また
「政権に従ってデータや事実を改ざんをする官僚」
「ワクチンの害を知ってか知らずか、打ち続ける医者」
「ワクチンのブースター接種を呼び掛け続ける著名人や芸能人」
なるほど!と唸るしかありません・・・
実験やエージェント化していく様子を
上手くまとめたイラストがこちらです。
➡『服従の心理』
(絵心がある人ってすごいです)
なんと、一般の2/3の人が
権力者のエージェントになってしまうそうです。
権威
昇進とお金
正当化
自分の価値の低下、不安
どうやらこのあたりがそろうと
エージェント化するそうです。
そして、いったんエージェント化すると
「権威が命じる行動の中身については責任を感じない」ということだ。
もう、ええーーーーという感じです。
従属的な立場の人間(エージェント)が感じる恥やほこりは、
権威が命じた行いをどれだけきちんとこなしたかで
決まるようになるらしいのです。
「忠誠心」「責務」「規律」
エージェントがよく使う言葉だそうです。
「私は自分の責務を果たしただけだ・・・」
なんか、よく聞きませんか?こういう言葉・・・
この実験は権威に命令されて
間違った回答をする「サクラ」に
電気ショックを与え続けるのですが、
尋常、
人間が人間に電気ショックを与えるという危害を
加えられるわけがない・・・
ところが権威がバックについているというだけで
人はできてしまう・・・
しかも、多くの被検者は
「私の判断に任せられていたんなら、
私だって学習者に電撃を加えたりしなかった」
と述べるそうだ・・・
だれもが、このエージェント状態に永久にならないよう
心の手綱をしっかりと握っていたいと思うでしょう・・・
明日は、このエージェント状態を破壊し
非服従になるメカニズムを
私なりにかいつまんでみたいと思います。
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theme : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
genre : 心と身体
tag : エージェント化