なり出でてある
「ソクラテス」という人物を思い浮かべるが、
そのソクラテス以前にも哲学があった。
紀元前600~400年の「ミレトス派自然哲学」だ。
ミレトス学派は、紀元前6世紀に生まれた初期の自然哲学の学派。エーゲ海に面したアナトリア半島にあるイオニア人の都市国家ミレトスの自然哲学者であるタレス、アナクシマンドロス、アナクシメネスの3人を総称したもの。
このミレトス学派に、アナクサゴラス、ヘラクレイトスといった後世のイオニア地方の自然哲学者も加えて、イオニア学派と総称したりもする。 wikiより
私たちの世代は、高校で必ず1年間
倫理という教科を学んだが、
(もちろんほとんど忘れている💧)
最近は、受験で使わないという理由で
学んでいるとはほとんど聞かない。
仮にやっていたとしても
実に軽んじられている・・・
ある看護師の保護者の方が、20年程前に
「倫理を軽んじるようになって
医者がおかしくなった」と言っておられたが、
本当にそうだと膝を叩いた。
さて、話を「ミレトス派自然哲学」に戻そう・・・
この学派の有名なフレーズが、
「なり出でてある」だ。
そして、その反対が
その後のプラトンの考え、
「世の中の存在は、理想的な設計図があって、
それをもとに作られてる」
これがキリスト教に利用されていく。
これら偉大な哲学者たちについて
詳しいわけではないが、
これからわたしたちはきっと
「なり出でてある」が普通になっていくのではないかと思う。
まるで量子のふるまいを表しているからだ。
ミレトス派自然哲学は言います。
「生き生きと、自らの力で生まれ出ることで存在する」と・・・
「ただそう感じているのなんだから。」 銀河鉄道の夜
私たちは、
そう感じたいからそう感じているんだし、
そうなりたいからそうなっているんだし、
その結果、「なり出でてある」なのではないだろうか・・・
誰かの(神)理想があって
何もの(神様)かがその理想にそって世界を人間を作ったから
そこから外れると
「原罪性」や「カルマ」があるとなるわけで、
「なり出でてある」だけなら何と無邪気なことでしょうか・・・
わたしたちは、
存在と認識の大変革期を迎えていると言えるでしょう・・・
ちなみに、その反対の現象もある・・・
「消えたいから消える」
“炎”は音で消せ!
— tetuwan atom (@TetuwanA) September 22, 2023
大学生が新型の消火器を発明 pic.twitter.com/CimJ4YA0Np
そのうち、人間も消えてしまう技術に
誰かが気づくのかもしれない・・・
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