動画:人生のロードマップ、最終話
動画「③哀の時代(43~63歳)」熱中者・創造者・支配者
人生のロードマップシリーズvol.4
「あなたという旅人は上手く歩めていますか?」の
③怒の時代(43~63歳) 熱中者・創造者・支配者を
詳しく説明いたしました。

ここから、人生の後半です。
この人生後半は、
ある傾向をもつ人には厳しい時代です。
どんな傾向か?
自分を見つめられない人です。
後半になって人生の問題を抱えるというのは、
実は、
前半でのやり残し、
認めたくない事実からの逃避、
ボタンの掛け違い・・・
そういったものが、
顕著に表れる時代でもあるからです。
認めなければ消えない
見つめなければ増幅する・・・
人生の哲学にはそういった面があります。
ひどい親に育ててもらった・・・
あの時 実は、とても寂しかったんだ・・・
あの時 人を殺したいほど憎んだ・・・
そういった「黒い時代」をきちんと認め、
それでも「お陰様」「感謝」という気持ちに
変換していかなければならない時代です。
繰り返しますが、
いきなりお陰様・感謝ではないのです。
「黒」を「黒」と認める痛い作業が大切なのです。
認めること以外で
「黒」を消す方法はありません。
ご相談業をしていてつくづく思うのですが、
こういった「黒」をいつの間にか無意識に閉じ込めて
無かったことにする
見てみぬふりをする
そういった人が多いです。
そういった人はきまって
いつも
イライラしていたり
妙に偽善っぽかったり
声高に承認欲求を丸出しにしていたり
こうだったんですね!と気づいたふりをしている・・・
そんな場合がとても多いです。
だからすぐにばれてしまいます。
なぜか?
不自然だからです。
見て見ぬふりをしているから、
「黒」の方を見ないから、
意識が狭く
一定の方向ばかり見ているので
文字通り、
首が一定方向しか傾いていません。
とても不自然です。
目の前の人が、
いつも片方しか見ていなかったら
不自然ですよね(笑)
そういった違和感があるのです。
どちらの痛さをとるか?
「黒」を見る痛さの方が
圧倒的に「楽」になります。
だから、
「哀」の時代の次は、「楽」なのです。
よろしければご覧ください。
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人生のロードマップの使い方
ブログでも12日にわたりあげさせていただきましたが、
このロードマップをどう使えばいいのかを簡単にご紹介いたします。
まずは、ご自身の年齢層を見ていただき、
自分がいま、どんな旅人のステージなのかを見ていただきます。

その次に、
今の自分のステージが上手くいっていれば、
それは3つ先のステージの種をまく時期ですので、
今のステージのページを参考にして
ご自分を育ててください。
(3つ先の例: 5探究者➡8創造者)
もし、うまくってないなーと、どこかで感じていらっしゃる場合、
3つ前にさかのぼって、
いったい何をし忘れてきたのか・・・
何から逃げていたのか・・・
自問自答してください。
そして、それを認めること・・・
3つ前が、無垢の時代ですと
自分ではなかなか覚えていないことも多いですので
当時の写真や親御さん、ご兄弟姉妹など
聞き取り調査も有効です。
実はこの認めることが一番大切なのです。
悩み事相談の方のお話を伺っていると、
相談で話される問題が真の問題ではなく、
実は、心の奥底にある自分への失望感、
自分を育ててくれた人への憎悪、
それと闘わなかった無力感・・・
様々な潜在的欠乏感がある場合が多いです。
その欠乏感を認めるということは、観察をしたということですから
その正体を知るわけです。
知ったものは、やがて消霧していきます。
I know の風の時代ならなおさらです。
そうなのです。
観察した瞬間に
手のひらに乗り、
人生の問題としては重要ではなくなるのです。
はじめ、それを認めることは、正直 痛いです。
でもその痛さを感じることでしか
人生の悩みや行き詰まりは消えないのです。
ぜひ勇気をもってやってみてください。
自分が、
「自分のエリア~喜の時代~」でフリーズしているのか?
それとも、「自分と目の前のあなたの世界~怒の時代~」で逃げてしまったのか?
はたまた、「社会とのかかわり~哀(愛)の時代」で満たされない何かを感じているのか?
そういった自問自答があなたを強く軽くするのです。
誤解のないように付け加えておきますが、
それは、結婚している/いないとか
仕事をしている/いないとか
子どもがいる/いないとか
そういったこととは全く関係ありません。
私の場合、
8の創造者から~9支配(統合)者へ移ろうとする年齢です。
「人生での比較や優劣から解放され
初めてざわつく心がなくなり
これでいいと達観できる時代」
に入ろうとしています。
会社を辞めたのが、6の破壊者の時代の終わり・・・
店を始めたのが、6の境目から、7の熱中者の時代・・・
自分らしさとお金のせめぎあいの日々でもあります。
人生にタラレバはありませんが、
あのとき、お金に主導権を握らせ、
会社の言われるまま、
生徒が一人もいない「家庭教師部門」の責任者となり
会社が突き付けた5つのマイナス条件をのんで
しぶしぶ会社を続けていたら、
間違いなく私は、
いまのこの旅とは全く違ったものに
なっていたことでしょう。
どちらが優劣ではありません。
わたしらしいかどうか・・・
その違いがあるだけです。
今の旅の方が、「わたしらしい」・・・
そう、それだけははっきりと言えます。
人生で大勇気を出すのは
きっとそう何回もあるわけではありませんが、
おそらく
3 戦士
6 破壊者
の二つではないかと思います。
数年のズレはあっても、
恐らく心当たりがある方は多いのではないでしょうか・・・
ここで、何を捨てたのか?
自分ではない何を捨てたのか?
芋虫が蝶になる・・・
動画でも語っています(8:57~)ので、よろしければご覧ください・・・
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青いロードマップ「楽③愚者」
※青いロードマップの概略はこちら➡人生「喜怒哀楽」論✖「7年周期」論
(2021.5.21修正加筆)
長い旅路をお付き合いいただきありがとうございます。
いよいよ最終ステージ・・・
楽の3番目、「愚者」の時代です。
年齢的には、78~84歳(それ以上)・・・
ここが本当のアガリです。

第三の結合・・・この世の自分とあの世の自分
第三の成功・・・本当のアガリ
あの孔子ですら、「80にして・・・」は言及していない領域です。
70にして己の欲する所に従った(従心)旅人が
最後に従うのは何だろうか・・・
まぎれもなく天命だろう。
抗わず、かといって流されず
存在そのものがすでに気付きと癒しとなるいのち・・・
まるで、最初のステージの
「無垢」へと還っていくようである。
「愚者」がいかに大切な存在なのかは、
全世界の「道化」の文化を見ればよくわかる。
「愚者」とは本当の愚かな者ではなく
「道化」としての達観の境地である。
道化とは、バカではないのにバカのふりをすることである。
古今東西どこの国にも道化の文化や神話がある。
なぜそうなのか?
それは、道化こそが、
われわれが最後にたどりついた方がいい境地だからだ。
また、道化の面の民族文化がどこの国にもある。
西洋では、ピエロ
日本では、狂言、岡目、ひょっとこ
かのチャップリンが、どうして喜劇王になっているのか。
それは、バカに見えて、バカではないからだ。
本当のバカは、
自慢や虚栄に満ちているのでほっておかれる。
本物の道化を見ていると
笑いながら、ジンワリ涙が出るのだ。
チャップリンは間違いなく人生の核心を知っていた。
チャップリンのセリフ、演技が
見る人の人生と重なるからだ。
だから世界中の庶民に愛されたのだ。
繰り返すが、
道化はバカではない。
むしろ、人生の悲しみ、苦しみ
人間にはどうしようもない苛立ち・・・
これらをすべて笑いに変えられる凄腕を持っている。
落語の中にはそういった
道化的な長屋の登場人物がたくさん出てくる。
どこか間抜けで どうしようもないが
どうも ほおっておけない。
ほおっておけないばかりでなく、
むしろ、真髄をついていて
笑いながら うならされる。
そして、この身分の低い道化が
身分の高いお殿様や武士、そして長屋の大家を
すっとぼけながらぎゃふんといわせていく・・・
笑いを伝えるのが人生では一番難しい・・・
特に、本当に苦しい中での笑いは「技」である。
この「愚者」の時代は、
まさにこういった質のいい喜劇王として
人々を励まし、癒していくのだ。
だから、愚者は偉大なのだ。
昨今の世の中は、この「愚者」になりにくい世の中だ。
後期高齢者とかいって
邪魔者扱いするからだ。
誰もがいく道をどうしてこうも
笑えない世界にしていくのか・・・
はじめに身に付けたペルソナを
道化の面に変えることができるのか・・・
はたまた、すでに面などかぶらなくても
「道化」の境地で生きられるのか・・・
若輩者の私には定かではないが、
中年の皆さんはぜひこの「愚者」を目指してほしい・・・
私ももちろん目指そうと思う。
「天下の事、万変(まんべん)と雖(いえど)も吾が之に応ずる所以は喜怒哀楽の四者を出でず」 王陽明
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動画「怒の時代(22~42歳) 恋人・探究者・破壊者」
人生のロードマップシリーズvol.3
「あなたという旅人は上手く歩めていますか?」の
②怒の時代(22~42歳) 恋人・探究者・破壊者 を
詳しく説明いたしました。
どうも、動画をアップする際、
ブログで書いたことを動画に落とすという流れが
自分には、作業的にスムーズで、
さらにこのパワーポイントは、
その流れとの相性がいいようです。
今回は、収録から編集までが2時間ほどでできました。
マインドマップ、パワーポイントと
動画で試したかったツールがまた一つ二つと増えてきました。
気付けば動画も70本目で・・・
目標の100本が見えてきました。
ありがたいことです。

よろしければ、ご覧ください・・・
明日のブログは、人生のロードマップシリーズいよいよ最終話・・・
「最強のアガリ、愚者」について説明いたします。
「天下の事、万変(まんべん)と雖(いえど)も吾が之に応ずる所以は喜怒哀楽の四者を出でず」 王陽明
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