十年、をちこち・・・83
今のところご質問がありませんでしたので
拙筆で続けさせていただきますね。
-あくまでも個人的な意見ですが-
10年、相談行(菩薩行)をさせていただくと
ほんとうにいろいろな方に出会います。
今日はその中で
「あぶなっかしい人」のお話をしましょう。
あぶなっかしいとは、私の中では
地に足がついていない人を言います。
そういう方々はきまって
「楽しいことだけをしていればいい」と
どこかで聞いていて、
それを自分で検証することなく
盲目的にそれを信じています。
そして、苦がなく楽しいことが一生できるためのメソッドや
その背中を押してくれる人を探し続けます。
誤解のなきように言いますが、
もちろん私は楽しいことは大好きですし、
なにかのために修行するなど性に合いません。
ただ、そういう方は、この地球上の陰陽の事情を
ご存じないか、勘違いされているため
なかなか望まれる「陽」に出会えない感じがします。
-あくまでも個人的な意見ですが-
陰陽は、その性質を指しますが、
もうひとつ大事なこともあります。
それは、
陰は陽を求め、
陽は、陰を求める
そういう「動く」という側面があることです。

つまり、陰陽は流転するということです。
そして、その二極は、
和合・共鳴して初めてエネルギー(力)となるのです。
・・・
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genre : 心と身体
十年、をちこち・・・82
大河ドラマのように(笑)
長々と「十年、をちこち」を書いてきました。
とくに終わりも決めずに
2月末から書き始めましたが
「読んでます」
「楽しみにしています」
「そんなことあったんですね~」
と、常連さんはもちろん、お客様や保護者の方々から
予想外のありがたいお声をいただき
大変うれしく思っています。
いよいよ今週が、
AddCafe&学習支援塾Oneness10年の最後の週となります。
そして、あまり長くなってもいけませんので
11年目突入の21日までに
この「をちこち」連載も一区切りしていきたいと思います。
さいごの一週は、AddCafeらしく・・・
皆さんとページをつくっていけたらと思っております。
ご感想やご質問などおありでしたら
コメントなどに残していただければ
それにお答えしたり、
そこから膨らませたお話もできるかなと思います。
昭和世代はお判りでしょうか
リスナーからのはがきで
ラジオがにぎやかになるイメージだと思います。
(あ、AddCafeラジオができたらたのしいですね。)
ただ、シャイなお客様が多いAddCafeですので(笑)
まったくお返事がない(笑)ということも予測できますので
そのときはラストwriting・・・
また、ずうずうしく拙筆にて
つれづれ書いていこうと思います。
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genre : 心と身体
tag : をちこち
十年、をちこち・・・81
をちこち77で書いた
③書籍データと原稿の返却 です。
実は当初、申立代理人、破産管財人からの回答に
3月31日付けで社員が全員解雇されていたため
なかなか難しいということでした。
それが、しばらくして元社員の方から
経緯、現状を説明する内容と
思いが書かれた葉書がやってきました。
社員の方も2か月の給与の遅配があり
3月中旬より自宅待機だったようです。
そして、31日に初めて
会社が倒産の申し立てをしていることを知ったそうです。
原稿の返却やすべての出版がとん挫していることに
断腸の思いがある旨が綴られていました。
わたしが破産手続きの封書をもらって驚いたように
社員の方も同じ思いをされ、
しかも、預かっている原稿の返却を早く
自分たちの手で行いたいと、切に願っておられました。
「地獄に仏」
まさにそんな感じでした。
この葉書が来てしばらくして
無事に原稿は返ってきました。
仕事とはこういうものか・・・
どんなに厳しく法が執行される中でも、
どんなに自分が苦しい思いをしていても、
きっと人間が最後に求めるものは
人間への誠実さなのではないか・・・
何としても原稿を返したい・・・
会社が倒産したとわかっていても
おそらく元社員の方は、
何とかこれを成し遂げたいと思われたのでしょう。
その誠実さは、もちろん他人に対してもそうですが、
何よりも自分の心に誠実であろうとすること・・・
これを人の尊厳というのでしょう。
この誇りが人を人たらしめる・・・
人間の根幹は、
自分への誠実さ・・・
元社員の皆様、無事に原稿を受け取っています。
その節は本当にありがとうございました。
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genre : 心と身体
tag : 地獄に仏
十年、をちこち・・・80
おかげさまで母は元気にしております。
先日も、改築目前の名古屋城を一目見ようと
ひとりで電車でいったと言っていました。

(空襲による焼失前の小天守閣と本丸御殿)
さて、その道すがら、
私の大好きなラジオ
「感じて、漢字の世界」を聞きました。
たった一つの文字から紡がれる透明な物語・・・
足早に流れる風景とは裏腹に
ピン止めされたように、こころが洗われるこのラジオは、
土曜日、実家へ向かうときの何よりの楽しみです。
昨日は
「栞」でした。
本の栞はご存知の通り・・・
もうひとつ・・・
うっそうと茂る森の分かれ道・・・
道に迷わぬよう目印に差し置く小枝なども栞というそうです。
人生の分かれ道にであい
立ち止まり、迷わぬように栞を置いておく・・・
長い人生、立ち止まる勇気、振り返る勇気も大切と・・・
私が今書いている「をちこち」は
そんな「人生の栞」なんだなと思いました。
そして、亡くなった父の栞と
いまを生きる母の人生の栞も
そっと受け継いでいきたいとあらためて思いました。
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genre : 心と身体
tag : 「感じて、漢字の世界」人生の栞
十年、をちこち・・・79
さてさて・・・
5年もの間、なにもないのに
毎月毎月2万円ほど口座から引き落とされていく動機付けを
いったいどこに置いておこうか・・・
どうせ引き落とされるのなら
納得して楽しいものにしたい・・・
今度はそんな心境になっていました。
人間とは、不思議なものです。
どんなときも楽しもうとするたくましさがあるものです・・・
たどり着いた私のアイデアはこうでした・・・
わたしはもともと本を読むのが好きだ。
仕事柄、言葉を集めることも好きだ。
だったらこれから読む、ありとあらゆる本や
目に飛び込むすべての活字に
まるでセミナーを受けているかのように値段をつけよう・・・
本や活字がセミナーの「教科書」・・・
そこから得た知識、広がった世界と気づきが「価値」・・・
たとえば、1500円の本を買って読み、
そして、その本から得た知識や気づきに
正味の値段(価値)をつけなおす。
ものすごく価値があれば
5000円とか1万円・・・
価値がなければ1000円・・・
という具合です。
小さな新聞の切り抜きや雑誌などの切り抜きにも
価値を付け記録(値段)をつけました。
そして、次々に記録されていく記録(値段)が
120万円になった時にやめよう・・・
そう決めました。
こうなると、どんどん楽しくなってきました。
楽しいだけでなく、
いままでの読書では経験したことがないほどの
すばやい知識の吸収と深みが生まれました。
で、
その時に読んだ本は、いまでも
背表紙に千代紙が張られて
AddCafeのソラノモリ文庫に収められています。

相談行(菩薩行))には、
知識と感性(直観)の両方がいります。
店を始めてからすぐに、
スピリチュアルの相談行(菩薩行)をすることができたのも
この時から始めた自前セミナーの知識と気づきのお陰です。
まさに、
「禍福は糾える縄の如し」です。
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tag : クーリイングオフ