「世界はうつくしいと」 ~宙結び随想~

先日、中日新聞に先日なくなった長田弘(おさだ・ひろし)さんの記事です。
奇しくも「笑市&パフォーマンス」の日に亡くなられています。

15-5-11朝刊
osada_2011.jpg

福島県福島市ご出身の長田さんの変わらなかった主題は「日常愛」・・・
なくなる前日のインタビューは胸に突き刺さる遺言となりました。→

15-5-宙結び (18)
記事には、
「人の間違いを受け入れ、生かせる器量のある言葉こそ『死んでいない詩の言葉』と考えた。」とあります。

憚りながら、宙結びは・・・
「人の違いを受け入れ、生かせる器量のある場こそ『死んでいない日常の美しさ』と考えた。」言いたいです。
もしくは、いえるようになるための途中経過です。

15-5-宙結び (1)
15-5-宙結び (2)
<工房kiriさん>

喜怒哀楽という言葉があります。
陽明学を樹立した王陽明〈中国明代の思想家〉は
「天下のこと万変といえども、吾がこれに応ずるゆえんは、喜怒哀楽の四者を出でず」と言っています。
どういうことか・・・

15-5-宙結び (15)
15-5-宙結び (16)
<ピヨさんち>

『人生は千変万化、いろいろさまざまであるが、自分がこれらの問題をテキパキと処理できる理由は
「人生のいかなる変化も、つきつめれば、喜怒哀楽の四つを出ないこと」を知っているから・・・と言う意味です。

15-5-宙結び (29)
15-5-宙結び (26)
<ya-flowさん>

王陽明は
「人生の中で、
何をいかに喜ぶのか・・・
何にいかに怒るのか・・・
何をいかに哀しみ・・・
何をいかに楽しむか…」
と問いかけているのです。
サティシュさんの「ひとりよがりな喜びや怒り、哀しみ、楽しみ」への戒めでもあります。

人は進化の過程で、「喜怒哀楽の質」が上がっていきます。
昨日「星結び」で81歳のきみちゃん(餡子さんのお母様)がおっしゃっていました。

「ここまでこられたのはホント皆さんのお陰・・・」
「こうやって皆さんとご飯が食べられるのが楽しい、そして今がいちばん楽しい・・・」
楽しいの質が「美しさ」をともなう瞬間を目の当たりにしました。

15-5-宙結び (11)

「喜怒哀楽」・・・
私はそれを人生になぞらえています。

15-5-宙結び (54)


人生80年として、それぞれ当てはまる時代があります。
「喜」 0歳から20歳ぐらい・・・何をしていてもどこにいても楽しい無邪気な時代。多くは学生時代として過ごす。
「怒」 20歳ぐらいから40歳ぐらい・・・社会的な矛盾に気づき始め、怒りが生まれる。できれば自分が変えてみたいと思う熱い時代。
「哀」 40歳ぐらいから60歳ぐらい・・・「怒」の時代の熱意が現実の壁にぶつかり、無力な自分に気がつき、もがく時代。また、人生で自分が本当にやりに来たことを探し、もがく時代でもある。
「楽」 60歳ぐらいから80歳ぐらい(死ぬまで)・・・生きとし生けるもの全てに感謝が生まれ、今までの全て、よき時代へも悪しき時代へも全てに感謝が生まれる時代。自他の区別なく喜びにあふれ、若い頃の「喜」を超えた本当の楽しさが待っている(らしい)。

15-5-宙結び (19)
15-5-宙結び (21)
<チュルミン◇ハティさん>

この過程で行けば、わたしは「哀」の真っ只中・・・(笑)

15-5-宙結び (41)
15-5-宙結び (45)
<まいこのまいことばさん>

その「哀」の質を上げ、後にやってくる「楽」に昇華するために
自分の哀、人の哀を区別することなく・・・
どんな「哀」も悲観することなく、眺め味わい、愛(哀)することができるように・・・

15-5-宙結び (5)
15-5-宙結び (6)
<Shining☆Hopeさん>

人の違いを受け入れ、生かせる器量のある場こそ「死んでいない日常の美しさ」・・・

宙結びは、これからもぽちぽちですが
そういう「日常」でありたいと思います。

15-5-宙結び (10)
15-5-宙結び (56)

そして、次の世代の子供たちにこういいたいです。
「世界はうつくしい」・・・と



「世界はうつくしいと」   長田弘

うつくしいものの話しをしよう。
いつからだろう。ふと気がつくと、
うつくしいということばを、ためらわず
口にすることを、誰もしなくなった。
そしてわたしたちはの会話は貧しくなった。
うつくしいものをうつくしいと言おう。
風の匂いはうつくしいと。渓谷の
石を伝わってゆく流れはうつくしいと。
午後の草に落ちている雲の影はうつくしいと。
遠くの低い山並みの静けさはうつくしいと。
きらめく川辺の光はうつくしいと。
おおきな樹のある街の通りはうつくしいと。
行き交いの、なにげない挨拶はうつくしいと。
花々があって、奥行きのある路地はうつくしいと。
雨の日の、家々の屋根の色はうつくしいと。
太い枝を空いっぱいにひろげる
晩秋の古寺の、大銀杏はうつくしいと。
冬がくるまえの、曇りの日の、
南天の、小さな朱い実はうつくしいと。
コムラサキの、実のむらさきはうつくしいと。
過ぎてゆく季節はうつくしいと。
さらりと老いてゆく人の姿はうつくしいと。
一体、ニュースとよばれる日々の破片が、
わたしたちの歴史と言うようなものだろうか。
あざやかな毎日こそ、わたしたちの価値だ。
うつくしいものをうつくしいと言おう。
幼い猫とあそぶ一刻はうつくしいと。
シュロの枝を燃やして、灰にして、撒く。
何一つ永遠なんてなく、いつか
すべて塵にかえるのだから、世界はうつくしいと。


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