生き切る練習、死にゆく練習(^-^*)ノ

遅ればせながら、先日TVでやっていたジブリの「かぐや姫物語」を見ました。

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(2014/12/03)
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断トツの名作です。

誰もが知っているこのお話・・・
しかし、私たちの多くは、教科書で抜粋された話しか知らないために
本当に「竹取物語」を知らなかったのかもしれません。

映画のテーマ「姫の犯した罪と罰」・・・
それと重なるように生まれる周りの登場人物の罪と罰・・・
画の力、緩急のスピード感・・・

そして何より・・・
途中、客観視できなくなるほどの、
見る側に深く深く問いかけられる共層感・・・
見る側と見られている側に存在する共通項の深さがその境目をなくして
まるで、自分がその中で問いかけられているかのような錯覚を覚えます。

どれをとってもピカいちです。

あえて、テーマを一文にまとめるとするなら・・・
輪廻転生中の心構えとでもいいましょうか・・・

「生き切る練習、死にゆく練習」

なのではないかと思います。

ごちゃごちゃ、うだうだと騒がしいこの世の中で、
しんとして凛とした静寂の心を持ち、
同時に生きとし生けるものすべてを慈しむ「輝きの心」を持つことの大切さ・・・
大げさでなく、かといって喜びの心を忘れぬよう、生き切ることの美しさ・・・

月から見れば、何とつまらないくだらないことで
悩んでいるのかとバカにされそうになりますが、
そんなひねたいじけ感も吹っ飛ばすようなシーンが最後に用意されています。

姫は、迎えに来る月人(阿弥陀如来?)とその周りのものに
「(この世の中は)穢れてなんかないわ!」
と啖呵を切ります。

「みんな一生懸命生きている!」
「美しい命ある世界だわ!」
そう、姫は言いたかったのかも知れません。

昇天の前、なつかしい村に帰り、幼なじみの捨て丸兄ちゃんに逢います。
「そうよ、なんでもないわ、生きている手ごたえさえあれば!」
姫の名台詞です。
<br />





途中何度もでてくる「わらべ唄」が
淡々とめぐる生死の喜びと哀しみの一体感を教えてくれます。

わらべ唄(原詞)
作詞:高畑勲 坂口理子 作曲:高畑勲

まわれ まわれ まわれよ 水車まわれ
まわって お日さん 呼んでこい
まわって お日さん 呼んでこい
鳥 虫 けもの 草 木 花
春 夏 秋 冬 連れてこい
春 夏 秋 冬 連れてこい

まわれ まわれ まわれよ 水車まわれ
まわって お日さん 呼んでこい
まわって お日さん 呼んでこい
鳥 虫 けもの 草 木 花
咲いて 実って 散ったとて
生まれて 育って 死んだとて
風が吹き 雨が降り 水車まわり
せんぐり いのちが よみがえる     
せんぐり いのちが よみがえる
※「せんぐり」とは、京ことばで【次々に 順番に 順繰り】

かぐや姫だけが知っていたわらべ唄の続き「天女の歌」も続きます。

天女の歌
作詞:高畑勲 坂口理子 作曲:高畑勲

まわれ めぐれ めぐれよ 遥かなときよ
めぐって 心を 呼びかえせ
めぐって 心を 呼びかえせ
鳥 虫 けもの 草 木 花
人の情けを はぐくみて
まつとしきかば 今かへりこむ







最後に流れる「いのちの記憶」(二階堂和美さんの歌)も素晴らしいです。
ジブリ映画の素晴らしさは、
映画にぴったりの歌い手さんと歌を探してくるところです。

ありのままに生きる、生き切る壮絶さと美しさ・・・
でもそんなことは、大したことではない・・・

「生き切る、死ぬ、また生まれる、でもまた死ぬ・・・それがどうした、でも美しい・・・」
文字通り、水車のようにぐるぐるまわります。

♪生まれて 育って 死んだとて
風が吹き 雨が降り 水車まわり
せんぐり いのちが よみがえる     
せんぐり いのちが よみがえる ♪

死ぬまで生きる・・・
死ぬことがわかっている・・・それでも生き切る・・・
生き切ることが死に行くもののつとめ・・・
そう、この世はそのすべての練習という名の本番なんです・・・。

映画の中では「姫の犯した罪と罰」の明言はありません。
しかし、この一編を見れば、それは私たち自身の罪と罰であり、
私たち自身の歓びと哀しみだということがわかります。

よろしければ是非ご覧ください。


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