経験と科学・・・
家庭菜園ですので、毎日お仕事として農業に従事していらっしゃる方に偉そうなことは言えませんが・・・。
ある種の苗を2・3本植えます。
そうすると必ず虫がやってきます。
ただ、どうしてもその虫を薬で除去したり
殺生したりすることが出来ませんでしたので
しばらく放置になります。
虫さんには、「食べてもいいけど、枯らさない程度でお願いしますね(苦笑)・・・」
とお伝えします・・・。
すると、(経験上では8~9割がた)必ず隣の苗にまで影響は行きません・・・。
虫は会話が通じるのだ(笑)!
と思っていましたが・・・
先日ある新聞記事(4.30)で大納得しました。
青葉アルコール(CH2OH)のお話です・・・

つまり、食べられた植物が、まだ食べられていない植物に信号を送り(もしは元気な植物がその信号を受け止め)
結果的に、人間界から見ると(ここ大切!)他の苗の生存率が上がっていくというお話です。
ここで大切なのは、あくまでも「人間界から見ると」というくだりです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」の推敲第4稿では完全に消されてしまったブルカニロ博士のセルフにこんなものがあります。
・・・変な顔をしてはいけない。
ぼくたちはぼくたちのからだだって
考えだって天の川だって
汽車だって歴史だって
ただそうかんじているのなんだから、
そらごらん、
ぼくといっしょに
すこしこころもちをしずかにしてごらん。
いいか・・・
植物たちがどうしてそうなるのかを
「生き残りをかけて・・・」
「子孫繁栄のため・・・」
と解釈をつけているのは人間です・・・。
そういう解釈癖のある人間は
ダーウィンの進化論と優れたもの(だけ)が生き残るという優生論の解釈で
「いのち」の問題と「経済」をごちゃ混ぜにしました。
ためしに植物に聞いてみてください・・・
「ただそうかんじているんだ」
きっとこうこたえるでしょうね・・・
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
さてさて・・・sora-piyo畑では、初夏の味覚、初採れのきゅうりに出会えそうです・・・。
そして、夏が近づくとこの歌が聴きたくなります。
