吉備の旅・・・参

真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ 
                     古今和歌集 神遊びの歌

吉備の中山

「真金ふく」は「吉備」に掛かる枕詞・・・
枕詞は、地霊への賞賛・・・つまり土地を褒めることでその土地の地霊を鎮め、
また人がその土地より恵みを頂くことへの報恩を意味するそうです。

ただ、大和朝廷の中央集権化が進むとその土地を天皇にささげるという意味合いが強くなるのですが、
(この歌は平安朝の第一勅撰集である『古今和歌集』の「神遊びの歌」に入っていますが、宮廷で仁明天皇が即位される時に催された大嘗祭【だいじょうさい】で詠われた歌です。)

名もなき歌人が、その土地のことを思い
何気に詠まれた「東歌」や「詠み人知らず」の歌の方が本来の姿なのでしょう・・・。

和歌を詠むときの「人と言葉(土地・事物)の関係」に興味があったsoraですが、
土地名に枕詞が多いのは、そういった意味があったんですね。

地霊あっての人・・・
私たちは、土地を売買することができるからといって
その土地に認めてもらえているかは別問題です。
やはり、その土地に見合う性根・心構えがいるということです。

「土地を愛すると同時に、愛される人になる」

さて、吉備津彦神社のレポートに戻ります

南随神門をくぐると有名な回廊が続きます。
異空間へとつながる廊下です。
回廊3
回廊は、本宮社まで続きます。
keidaizu_thumb_2.jpg
この回廊でも桜が2分咲き・・・
岡山は暖かいんですね~。
回廊の桜2
えびす宮
ebisuguu.jpg
ハードな階段の岩山宮を巡り・・・ 
iwayamaguu.jpg
いよいよ「御竈殿」へ
御竈殿
御竈殿へ続く回廊・・・
画像はここまでしか撮れません。
okamadenn.jpg
入り口近くには「鬼」が・・・かわいいです。
鬼1
鬼2

ここからは、soraの表現とHP等の画像でお許しください・・・。
御竈殿・・・元は白木のつくりだったのですが、すすで漆をかけたかのように真っ黒です。
でもそれがなんとも心地よいのです。
毎年12月28日のすす払いは、互いの顔がわからなくなるほど真っ黒になるとか・・・

中に入ると部屋の北側に御竈があります。
吉備津神社HPよりの画像です。
01-kokenchiku5.jpg
kamaden02[1]
後から伺ったのですが、建物のつくりは、天候や風のことを考えて立てられているようで
吹きさらしの格子窓ですが、落ち葉一枚入ってこないそうです。
昔の建物は本当にすごいです。
この画像ではありませんが、
真正面の壁には安芸の国から奉納されたという巨大なおしゃもじ3本が掲げられていました。
もちろんそちらも真っ黒です。
中央の一番大きなおしゃもじは、巨木のもみじの木をそのまま一本削ったものだそうです。

御釜殿(国指定重要文化財)
神社の台所(釜屋)と伝えられる社殿で、江戸時代に上田秋成の『雨月物語』にも、この社殿に関する鳴釜神事についての物語がある。現在の建物は慶長一七年(1612)に安原備中守知種が願主となって再建したものである。桁行七間、梁間三間、一重入母屋造、本瓦葺で周囲の四面とも柱間に二段の連子窓をつくりつけ、その下方を板壁にしている。内部は三本の円柱で南北二室に仕切る。北の室は床を一段高くして中央に二口一連のカマドを築き、釜をかけている。南の室は座となっている。


殿に入ってすぐに阿曽女(女性神官)のかたから
「覚悟はよろしいでしょうか」
といわれ、一同びっくり・・・
要は、御竈が鳴らないとき(心願が成就しない)にショックを受けないようにとのことらしいです。

中央の真っ黒の柱を取り囲むように、南の座に7人ずらっと並び、神事開始までしばし待ちます。
ここでの期待と不安は、なんと表現したらよろしいでしょうか(笑)
「どうぞお楽に・・・」
といわれても一同なかなかそれもできずに(笑)
会話で紛らします(笑)

前方のお竈では、湯気か立ち続けています。
その湯気が、二本に分かれ尖がりながら螺旋に昇っていくさまは
それだけでも「温羅さんがここにいらっしゃる」証のようです。

実際にpiyoさんは、青い顔の温羅さんが
下の釜口から湯気とともに上がってくるのがわかったそうです。
確かに湯気が、何かを語っていました。

吉備津神社には鳴釜神事の起源として以下の伝説が伝えられている。 吉備国に、温羅(うら)という名の鬼が悪事を働いたため、大和朝廷から派遣されてきた四道将軍の一人、吉備津彦命に首を刎ねられた。首は死んでもうなり声をあげ続け、犬に食わせて骸骨にしてもうなり続け、御釜殿の下に埋葬してもうなり続けた。これに困った吉備津彦命に、ある日温羅が夢に現れ、温羅の妻である阿曽郷の祝の娘である阿曽媛に神饌を炊かしめれば、温羅自身が吉備津彦命の使いとなって、吉凶を告げようと答え、神事が始まったという。

ここでも温羅さんは悪者です。
でもこの御竈殿の空気・これから起こるすべての事を考えると
伝説は勝者の都合のいいように書かれていると思います。
温羅さんはいい人にちがいありません。
殿の後ろ(南側)にはかわいい鬼の面も奉納されていました。
近くの鯉喰神社(こいくいじんじゃ)からだそうです。

お待ちすること10分ぐらいでしょうか・・・
禰宜さんがご到着です。

あれー長くなりました(汗)

引っ張りすぎですみません・・・つづく


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