塾の谷間の時期
中3や高3がいたころの緊張感やあわただしさが過ぎ去り
塾ものんびり・・・
この時期は、塾の谷間の時期です。
部活はあるかもしれませんが、
生徒の皆さんも今しかできない経験をたくさんしてください。
親御さんも、そういったお子さんを見て焦らないでください。
子どももいろいろ考えています。
考えていないように見えて考えています。
残すのは、問いのみ・・・
あとは、のんびり構えてください。
子どもは、育てるものではなく、育つものです。
大昔の私だったら、
その学年でできる入試問題をかたっぱしに与え
受験へのやる気を鼓舞していましたが、
そういった、あざとい手法を今はしていません。
コントロールする受験・・・
コントロールドラマを語る私が、
我ながらお恥ずかしいことです。
尻を叩かれ、焦らされ、
不安の中、新学年を迎える・・・
それで乗ってくるか、こないか・・・
そんな手法で、
これでやる気を促したといえるのか・・・
大切なのは、コントロールしないこと・・・
コントロールされた人間は
やがて人をコントロールすることが多い・・・
受験勉強する本当の動機・・・
いのち > 人生 > あらゆる選択・進路 > 受験 > 日々の勉強
青の右から、オレンジの左側へ 順に
「勉強」から「学び」への変わっていきます。
新中三の今の時期
新高三の今の時期は
ちょうどこの過渡期・・・
今自分は何者なのか?
何になれなくて、何になれるのか?
焦りの根本は何か?
それは、自分があるラインに届いていないことではなく
自分が何者になればいいのかわからない不安・・・
子どもたちはこんなことを考えています。
特に、現在の中2生、高2生の心の内は、うっすらとした不安・・・
その不安に便乗する手法は、
保険の営業とかわりません。
(保険業界従事者の方、申し訳ありません。
あくまでもシステムの問題です)
即効性があるかもしれませんが、
大切な土台が、抜け落ちてしまいます。
「あなたのいのちは
どこへ向かおうとしているのか?」
先週の金曜日・・・
授業が終わったのになかなか帰ろうとしない子供たち・・・
テーマはそこでした。
彼らのこの春霞のような心の靄と
会話を通して 「育ち」を手助けできれば・・・
私はそう考えております。
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