新しき世を連れてくる虚空蔵菩薩
そう、会社との折り合いが悪くなり始めたころですが(笑)
般若心経とこの虚空蔵菩薩真言のCDを聞きながら
1時間ほどの通勤をしたことを思い出します。
虚空蔵菩薩は、明星天子と言われています。
明星=金星です。
金星と虚空蔵菩薩は関係が深く、
奈良時代から信仰があったようです。
➡虚空蔵菩薩信仰
余談ですが、艮(うしのとら)の金神のことも
虚空蔵菩薩とされています。
いわゆる鬼門(丑寅)担当の神様が虚空蔵菩薩というわけです。
日月神示「松の巻」第十九帖にこんな予言があります。
「宵の明星が東へ廻ってゐたら、愈々だぞ。
天の異変気付けと、くどう申してあろがな。」
「宵の明星が、東へ廻ってきたら・・・」
宵の明星は普通西の空です。
なので、この解釈もいろいろとあって難しいところですが、
金星は東に廻れば、明けの明星です。
わたしは、ここは素直に、
「宵の明星が、季節を経て、
明けの明星となったら」 と解釈しました。
後にも書きますが、
ここを明けの明星と書けない理由もわかりました。※
また、
渓嵐拾葉集巻第二十二に、
「明星天子トハ、丑ノ終ニ出テ寅ノ時ニ顕現スル也。」(P.572)
この文献は、口伝ベースなので
ネットでは元をたどることができませんでしたが、
こちらの記事を参考にしました。
➡Michael Jackson Still Alive 2014 マイケルジャクソンは生きている
明星天子が、「丑ノ終ニ出テ」
今年は丑年です。
そして、その年の情勢を占うのは、
占星術では春分の日と言います。
実は、今年丑年の春分は、太陽と重なる明星が見られます。

太陽のことを日天子といいます。
ふつう、虚空蔵菩薩を明星天子とするそうですが、
調べていくうちに、私は別の解釈のほうが
あっているのではないかと思っています。
それは、金星と太陽が合体する・・・
つまり、明星+日天子=明星天子
となるわけです。
まさに、今年の春分近辺、
太陽と金星が重なる年・・・
この予言に当たると解釈できるわけです。
※太陽と重なって肉眼では金星が見られないので
明けの明星と書けなかったのではないかと思われます。
ただ、丑年の初めであって終わりではありません。
では、その年の終わりごろの空はどうなっているのでしょうか。

宵の明星です。
では、2022年寅年の春分近辺はどうか?


太陽とは重なっていませんが、
日の出前に東の空に輝いている配置です。
しかも、この世の欺瞞を作り出す月が沈もうとしています。
2022.3.18など、金星が満月を西の空に押し込めていく図です。
占星術では、今は月の時代ともいわれるそうです。
そう嘘だらけ、欺瞞だらけの時代です。
これまでの流れを踏まえてもう一度予言を見てみましょう・・・
「宵の明星が東へ廻ってゐたら、愈々だぞ。
天の異変気付けと、くどう申してあろがな。」 日月神示「松の巻」第十九帖
「明星天子トハ、丑ノ終ニ出テ寅ノ時ニ顕現スル也。」 渓嵐拾葉集巻第二十二
まさに、今年の春分から来年にかけて
明星天子の顕現と言えるのではないでしょうか?
では、2022年寅年に
太陽と金星が再び一緒に昇る日は来るのか?
それは、2022年寅年の秋に再び
明星+日天子=明星天子 となります。

こんな風にして、金星と太陽が重なって昇ってくるのは
2021年と2022年前後にはありません。
明星天子・・・虚空蔵菩薩
というわけで、新しい世の夜明けは
この金星と太陽の重なりから始まる!と思うのです。
ちなみに、守り本尊を調べて、さらに驚きました。
鬼門=丑寅の守り本尊は、虚空蔵菩薩(金星)ですが、
その真反対の裏鬼門=未申の守り本尊が大日如来(太陽)・・・

(元の図はこちらからお借り致しました)
ここでも、真反対で一直線に重なるそのお姿は
まさに、明星天子そのものではないでしょうか・・・
ただ、12年後の丑年にも、
太陽と重なってはいませんが明けの明星ですので
私の読みがあっているかどうかは皆さんにお任せいたします。

余談ですが、今年のお正月に行った「金剛證寺」のご本尊も
ナント虚空蔵菩薩でした!
しかも、日本の三大虚空蔵菩薩さまでした。
気付くのが遅すぎますが(笑)・・・

どちらにしても、新しき世を迎えるにあたって
明星(金星)と虚空蔵菩薩がキーワードのようですので
皆さんもお近くの虚空蔵菩薩をお詣りされてはいかがでしょうか・・・
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