モモ:掃除夫のベッポのように
それは、動画を100本挙げると
チャンネルのアクセス数が一気に増えるというものです。
そしてその前段階として、
まずは50本挙げるとそれがわかってくる・・・
そうともいわれています。
なのでわたしもとりあえず
50本を目標にこの一年頑張ってきました。
で、結果どうなのか・・・
確かに変わります!
再生回数や再生時間が
昨年末から2.5倍ほどになっています。
最近では、特にこの動画が2日間で2倍の再生回数です。
グラフを見ると垂直に伸びているのでびっくりします。
分析好きの私ですが、
どうしてそうなったのかはよくわかりません。
ただ、この時期、皆さんが
健康関連にご興味があることはよくわかりました。
もちろんまだまだ道半ばですが、
次は100本を目標にUPしていきたいと思います。
コツコツ・・・です

最近では、コメントもいただくようになって励みになっております。
ただ、承認制でコメント受け付けておりますので
実際に上がるまでタイムラグがありますのでご容赦ください。
恥ずかしがり屋の常連の方が多いのですが(笑)
皆様もぜひコメントよろしくお願いいたします。
さて、
こういったコツコツ作業で思い出す本があります。
それは、ミヒャエル・エンデの『モモ』です。

その中に、掃除夫のベッポが出てきます。
彼は町で掃除をする仕事をしているのですが、
そのベッポのセリフがすごいんです。
「とっても長い道路をうけもつことがあるんだ。おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。」
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん。つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。」
「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな。」
「ひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからんし、息も切れてない。」
「これがだいじなんだ。」
そして、そのベッポには、ある信念があるのです。
ベッポの考えでは、世の中の不幸というものはすべて、みんながやたらとうそをつくことから生まれている、それもわざとついたうそばかりではない、せっかちすぎたり、正しくものを見きわめずにうっかり口にしたりするうそのせいなのだ、というのです。
今の時代、反射的に早く動くことが良しとされてしまいます。
スポーツが最たるものですが、
効率、生産性を優先とする世の中では、
「のろま」は害とまでされます。
でも本当にそうでしょうか・・・
ゆっくりじっくり・・・
その時間世界でしか育たないものがあります。
味噌、醤油、酒がそうです。
人間がいくら焦っても早くできるものではありません。
人間も9割が細菌でできているといわれています。
だから私たちも、味噌、醤油の仲間なんです。

だったら私たちは、長年、特に学校や会社で
何か騙されているんではないでしょうか・・・
本人ではない、一部の人間が潤うため、儲けるためだけに
そう身体と心が慣らされているのではないでしょうか・・・
「号令と服従」の世界では、
「早く」がいちばん美徳とされるからです。
➡動画:【マドモアゼル愛さんの未来会議を受講して】いのち基準の教育へ
早く育ったものは
早く衰退します。
早く身に付けたものは
すぐに消えてしまいます。
ゆっくりじっくり・・・
発達障害の子
グレーゾーンの子
そして、いわゆる普通の子や我々大人・・・
私の観察によると、どこか落ち着かず
何かに焦ってがガチャガチャとしている人たちは
必ずどこかで行き詰ります。
自分の足元がぐらついている人が多いのです・・・
お店をしていると、
もう駐車場に車を入れる砂利の音から
ああ、この人はご相談の方だな、
しかも、きっとこのままではうまくいかないな・・・
そう予言できるときがあります。
つまり、その人が作る音・・・
音は周波数です。
だから、それによって
その人の近未来が大体わかってしまう・・・
これは経験上そういえるのです。
ゆっくりじっくりの世界・・・
新しい時代、
私たちはもうこの世界を信じるべきなのです。
最後にやはり、
掃除夫のベッポの言葉をご紹介いたします。
「そこでせかせかと働きだす。どんどんスピードをあげてゆく。ときどき目をあげてみるんだが、いつ見てものこりの道路はちっともへっていない。だからもっとすごいいきおいで働きまくる。心配でたまらないんだ。そしてしまいには息がきれて、動けなくなってしまう。道路はまだのこっているのにな。こういうやり方は、いかんのだ。」
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