令和buzz112・・・まさに「あなた」が浮き上がる時
レポートの書き方を教えてほしいとやってきた。
コロナの影響で
オンライン授業を受けているが
全くイメージがわかないお題だったので
困惑していたようだ・・・
文系でレポートの書き方なら、
得意不得意ではなく
わたしが大好きな分野なので(笑)
即、お受けした・・・
レポートのテーマは「君はどう生きるのか?」的な
哲学のテーマだった・・・
先月まで高校生で
しかも受験勉強が主流の彼女たちにしてみれば
実に重たいテーマだ・・・
しかし考えてみれば、
これは私たち大人にも言える・・・
今回のコロナは、私たちの生き方に
大きな疑問を投げかけている・・・
今コロナ以前のような生活に早く戻りたいと思う人が多いだろう。
しかし、よく考えてほしい・・・
ほんとうに元に戻りたいですか?
貧富の差が激しく、
永遠の椅子取りゲームが繰り返されるお金のルール・・・
政治は庶民を見ず、
弱い者がさらに弱い者を叩いている・・・
そういう世界に戻りたいですか?
日々の感染対策と同時に
このことを今時間のある人は
本当に考えておいた方がいいだろう・・・
会社に勤める自分は本当の自分だったか?
家庭の事を奥さんに任せきりだった自分は
本当に自分だったのか?
学校って
テストって
評価って
部活って
本当にいるんだろうか?
塾って何するところなんだろう?
塾人は、子供たちに何を提供するところなのか?
今の自分の生業は「いのち」を育むものだったのか?
今の政権は、これから私たちの「いのち」を
支えることができるのか?
いや、政治そのものが私たちに本当に必要な組織なのか?
経済ってなんのためにあるんだっけ!?
お金が今の仕組みのままなら
きっと同じことが起きるんではないか?
新しいお金の仕組みはどうあるべきなのか?
そもそも、私は何をしたかったっけ!?
・・・・・
問いを持つことだ。
問いを発すれば
必ず答え(応え)が下りてくる・・・
最近うちの塾の子どもたちに変化がみられる・・・
もともと、通っている学校がアクティブラーニングと呼ばれる
文科省指定の最先端理念で授業がなされているが
教科書はほぼ使わず
むだなプリント、むだなおしゃべりだけが積みあがる
わたしから見ると、これなら一斉授業の方がましではないか・・・
という授業だった・・・
「話し合え」
これが先生からの指示だ・・・
できる子が集まるグループはいい・・・
勉強が苦手な生徒が集まるグループは
くだらないおしゃべりで一時間が過ぎる・・・
そういう授業だった。
ところが今回のコロナ休校で
わたしは「教科書に返ろう!」と呼びかけている。
今の教科書はカラフルに
実に丁寧にわかりやすく作られている・・・
理科や社会などは、この値段でこれだけの内容は
市販のものでは決して見つからないほど丁寧だ。
彼らは今、その教科書をじっくりと読む時間が生まれ始めた。
また、もともとうちは
スマホも使い放題の塾なので
それで調べたりする時間もたっぷりととれる・・・
とにかく学校があった時とは比べ物にならないくらい
時間があるわけなので、しっかり読み、ゆっくり調べられる。
部活もテストもないので、せかされず
焦る必要が一つもないのだ・・・
ああ、本来の学びをしている・・・
今回の宿題の中には無意味に答えがないものもあるが、
狙ってそうなのかわからないが、
これは答えがない方がノレる・・・というものもある。
教科書をこれだけじっくりと読む彼らを
私は初めて目の当たりにしている・・・
勉強ではなく、学び・・・
今まで勉強が大嫌いだった生徒の中にも
たった数分、数十分でも「楽しい、うれしい」と感じている
時間が発見されている・・・
今彼らを眺めながら
私は心の中でいつもある言葉が出てくる・・・
「さあ、こうなりました。
これからもあなたは学びますか?(勉強しますか?)」
Yes!
NO!
その答えの分かれ道が
まさに「あなた」なのだ・・・
強制では見つからなかった自分の道が「あなた」なのだ・・・
わたしが、「神との対話」を読んで
もう元に戻れなかったと同様に

コロナ体験で、
もう元に戻れない人も多く出てくるのだろう・・・
でも大丈夫・・・
それが「あなた」だから・・・
今この時間が、
あなたを取り戻す貴重な時間なのだ。
禍は、すべてが禍ではない・・・
禍の中に「光」を見いだせる人は幸いである。
浮き上がってきた「あなた」が
afterコロナで輝きますように・・・
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