令和buzz71・・・20代にしておく大切なこと⑧
①「ひとり旅をせよ」
②「大恋愛をする」
③「遊び、仕事、学びなど経験にお金を遣う」
④「親もひとりの人間であることを認める」
⑤「人とくらべることをやめる」
⑥「余分なしがらみは捨てていく」
⑦「お金を有効利用する方法と知恵を身に付けよう」
さあ、今日は8つ目・・・
「本を読み続け、行動に移す」
10代でも本のことは書いた。
➡令和buzz18・・・10代でしておく大切なこと⑤
そこでは、主に語彙力を増すために、
そして自問自答する力をつけるために・・・
そう書いた。
20代の読書は、もっと深み&広がりを増す。
これからの自分の人生にとって
指針となるような読書だ。
つまり、自分にとっての名著に出会ってほしい・・・
本の中に出てきた場所や芸術、伝統に
実際に触れるため、直接足を運んでみる・・・
また、本の中に出ている考え方に同意できたら
そのまま実践することも大切だ。
つまり、20代の読書は、
行動に移すための読書ということになる。
読書➡行動
疑問➡読書➡行動
この経験が豊富な大人は
30代40代で本当に差が付く・・・
目の輝き、言葉の重み
ユーモアのセンス・・・
とにかくすべてが違う・・・
お恥ずかしいが、
ひとつ短編小説をあげてみよう。
これは私が若い時、
電気が走った作品だ。
井上靖の「石庭」
この文庫本の中に入っている・・・
「愛」とは何かを真剣に考えたころ
ふと本屋で出会った文庫本だ。
ページにして30ページにも満たないこの「石庭」・・・
実際に京都の竜安寺にも足を運んだ・・・
「この石庭でそう考えたのか・・・」
登場人物の気持ちを反芻(はんすう)しながら
しばし石庭で座り込んでいたのを今も覚えている。
ちなみに学校から読書義務を開放された20代になると
読書の楽しみ方が主に3種類生まれるように思える・・・
①行動(実践)のための読書
②逃避のための読書
③妄想のための読書
①のわかりやすい例は、料理本、旅本だろう・・・
もちろんこれらは読書とは言えないが、
必要に迫られて、もしくはウオント(want)に駆られて読む類だ。
②は、レポートや嫌な仕事などやらなければならぬことがあるが
そこからいったん避難するように気分転換がなされ
架空の話に居心地の良さを見つける読書だ。
③は、行動にはうつさないが、
まるで自分がその登場人物になった気分で
妄想が膨らんでいく読書だ。
なりきり読書と言ってもいいかもしれない。
ちなみにどんなジャンルの本でも
①②③どれにもなりうる。
自己啓発の本を読んでも
③のまま終わってしまう人もいるし、
随筆や小説でも①になる人もいる。
私が今日あげた読書は、①に入る。
もちろん料理や旅本ではなく、
自分にとっていいなと思ったこと、
ためになると思ったことを行動に移す読書だ。
また、怠惰でやらなかったり
心の癖や悪習慣改善など「イタい」ところを突かれても
行動にしてみる読書だ。
読むこと自体が目的である②③ではない読書だ。
もちろん、どの読書タイプでも良いし、
その人の好みでどうにでも読めばいいのだが
20代の読書は、
②③だけの癖がつかないように気を付けた方がいい・・・
繰り返しになるが、
20代の読書は、行動するための読書だ…と書いた。
どうしてそれが大切か・・・
なぜなら、20代は、
自分とは何者なのか?
何をもって人生を充実させたいと思っているのか?
そういう自分の核を作るための読書だからだ。
20代の読書は、
何が正しいかを知るためにするものではなく
自分が考えたことが正しいと思えるための
心の筋トレに近い。
ぜひそれを覚えておいてほしい・・・
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