樹下石上167・・・いつまでも学ぶ姿勢
針のじいちゃんのところに行っていました。
韓国ドラマ「ホ・ジュン」によると、針というのは
気を整えるために打つ時と
邪気を体から追い払う時との二種類があるそうですが
私はいったいどちら何だろうと
ぼーっと診療台で横たわっていますと
「基礎体温はどのくらいありますかな・・・」とじいちゃん。
「昔は5度台でしたが
びわ茶のおかげで今は6台になりました。」とわたし。
耳の遠いじいちゃんは
「なんで上がったと言われましたか?」
「びわ茶です」
「ほう、びわ茶で上がりますかな」
「はい、5年ほど毎日続けているのはこれぐらいなので
たぶんそうだと思います」
「ほー、びわ茶で」
じいちゃんはいたく感動したようで
いつもより饒舌にいろいろと話されました。
むかし、どこの病院からも見放された女性が
ある日、ぼーっと縁側で座っていますと
一筋のアリの行列に気が付きます。
そのありの行列の行き先を追いかけますと
庭に植えてあった琵琶の木の新芽にたどり着いていったそうです。
アリが喜んで集まるこの新芽ならきっと体にいいに違いない・・・
この女性はそう思って毎日、新芽を食べ続けたそうです。
すると彼女の不治の病はなくなってしまったそうです。
「びわは、ほかでもいろいろといいこと聞きますわな」とじいちゃん。
ちょうど今びわは、新芽とともに実の新芽も出ていますので
「どちらの新芽でしょうか・・・」
「私も詳しいことはわかりませんが(笑)」とじいちゃん。
まあ、どちらの新芽かはわかりませんが、
普通に考えて新芽というと葉だろうか・・・?
でもアリがたかるということは、
甘い実の新芽のほうなのか・・・?
少しなぞを残しましたが、
とにかく琵琶の木はすごいということです。
その後、私の母の話をさせていただきました。
びわの種の粉末でしこりがソフトボール大から
小さなお椀の蓋の大きさになり、
しこり自体が柔らかくなってきたこと・・・
そして、そのあとなんと!
全米医学会と全米畜産業界から非難を受けた
あのマクガパンレポートのお話・・・

また、2016年に亡くなられた免疫学の安保徹先生の話・・・
全盲のじいちゃんですから、
音声図書でお知りになったのだろうか・・・
既知だった情報をこうしてじいちゃんと共有できるとは
驚きとともに、とてもうれしくもなりました。
マクガバン・レポートでは
「従来の医学は栄養に盲目であり、偏った片目の医学」
と指摘されているように、現在の西洋医学の問題を指摘しています。
今の医学部でも、自然治癒力や栄養学などは
ほとんど習わないそうです。
東洋医学のじいちゃんは、自身も薬を飲まないそうです。
御年90歳・・・超お元気!
この自明の真実を共有できたことが
私には何よりもうれしかったです。
マクガバン・レポートでは、こういわれています。
「世界で最も理想的な食事は
元禄時代以前の日本人の食事である。」
これは、精白しない穀類(玄米)を主食とし、
季節の野菜、海藻、小さな魚介類の食事をさしています。
元禄時代は米を白米にし始めた時代です。
その結果、脚気(木)江戸わずらい)が増えたらしいです。
胚芽に含まれるビタミン、酵素、
ミネラル、食物繊維が取れなくなったからです。
基礎体温の話から約小一時間・・・
本当に有意義な雑談でした。
医療と教育は同じです。
いのちを育むのがその役割だからです。
でも今は、ほとんどの現場でそうなっていない。
医療でも、教育でも・・・いのちと向き合う人は
ほぼ同じことを言います。
それは、
穏やかでいること (ストレスフルな環境をやめること)
暖かであること (体温をあげること)
笑うこと・・・
ほめて、認めて、大事にすること・・・
それがいのちの原点であるからです。
実は先日行った大西つねきさんの
同じことを言っていらっしゃる。
誰も幸せにならない
いのちからかけ離れたお金の仕組みを今すぐやめること。
医療も、教育も、政治経済も・・・
やるべきことはすべて同じということです。
これを知ると、私たちはもう後戻りができません。
実現するかしないか それはわかりません。
わかりませんが、それに向かって言動する・・・
そうせざるを得なくなる・・・
あきらめずに進むことが喜びになってしまうのです。
人とはそういうものなのです。
大西さんのパクリですが(笑) あなたなら、
モーフィアスの赤の錠剤、青の錠剤どちらを飲みますか?
最後にじいちゃん・・・
「今日はええこと聞きましたわ。
びわ茶でも体温が上がるということ、メモしときますわ」
こうべをたれ、いつまでも学ばれるその姿勢に
こちらが頭が下がる思いでした。
素晴らしい人は、どこまでも素晴らしい・・・
ぜひ見習いたいです。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
