樹下石上154・・・秋を楽しむ
昭和の商店街
すすき
夕日
・・・・
ふらっとおいしい蕎麦屋へ行きたくなって、
岐阜まで足を延ばす・・・

三重から岐阜市内は意外に遠い・・・が気持ちいい。
高速で一本、というわけにいかず
長島で下りて、ひたすら長良川沿いを上流へ向かう・・・
この堤防沿いの道が実に気持ちいい・・・
若い時は、愛知県から三重へ下って行ったが
いまは、それが逆になった・・・
川を上る・・・そのまま天まで行ければもう龍になる・・・
途中、伊吹山や金華山が見えてくると
俄然そんな気分となる(笑)
墨俣あたりの堤防の長い桜道が
秋の澄んだ空気に透けて
すでにうっすらピンクの準備をしている・・・
自然はうそをつかない
春が楽しみだ・・・
無口な店主が切り盛りするおいしい蕎麦屋を後に
ふらっと昭和の商店街、柳ケ瀬へ足を向けた・・・

夜になれば灯るであろう小さなネオンのボックス・・・

いまだに現役の昭和の映画館・・・

70年続いた喫茶店が閉店してしまい、
それを惜しみ復活させ、後を継いだ若者たち・・・
長蛇の列ができていたライブハウス・・・
地野菜や古着を売る店・・・
泊りであれば、ぜひとも寄りたい昭和の大衆居酒屋・・・
廃れたといわれていた商店街が
なんのなんの・・・
少しずつ復活の兆しを見せていた・・・
息吹・・・
人が生きて、なりわうその場で育つ生気・・・
昭和の看板の文字は大きく、
原色で派手である・・・
一方、平成・令和の若者店の文字は、
小さく控えめにおしゃれに書かれている・・・

柳ケ瀬はそのどちらも認め合い、
互いが融合し、在りし日の昭和を支えようとしていた・・・
そば
昭和の商店街
すすき
夕日
・・・・
秋の日は短い・・・
今年もちゃんと秋を楽しめてありがたい・・・

theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
