冬、大寒のころ⑩・・・猫好き
私は犬よりも猫のほうが好きである。
猫の行動は、あくまでもどこまでも自分中心である。
自分が何かしてほしい時や
好きな時にしか寄ってこないし
家の中は傷だらけになるし
毛玉は吐くし・・・
それでも、私は猫のほうが好きである。
「猫の手も借りたい」ということわざは、
あれは絶対に手伝ってくれそうもない猫だからこそ生きる言葉だ。
それほど猫はマイペースだ。
先日ちょっと前に行った岩合さんの写真集を眺めていて
なんで私はこんなにも猫のほうがいいのだろうかと思った。
それで、気が付いたことがある。
猫には、「間」があるのだ。
ひっきりなしに走り回る洋犬にはない「間」があるのだ。
その「間」で見せる猫たちの表情は、
哲学者であり、無垢な赤ちゃんのようだ。


その「間」は決して人間を寄り付かせない毅然さがある。
そしていざ動くとなると、完璧なまでの曲線で走りジャンプする。
「静」と「動」このギャップが完璧なのだ。

そういえば、トリミングというものが普通のことになったのは
洋犬を買う日本人が増えてきたからだ。(と思う)
猫は自分ですべて毛繕いをしてしまう・・・
まあ、そのせいで毛玉を吐くのだが
そんなことも許せてしまうのが猫好きの所以なのだろう・・・
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
tag : 猫
