冬、大寒のころ⑥・・・第3の石油
かつては石油、
いまは水、
そして次は・・・
「データ」だ。
いまの時代、データは資産だからだ。
つまり、データは第3の石油というわけだ。
そして,
戦争のしかたも変わってくる。
国民を戦場に送り、
国土を焦土と化す戦争から、
グローバルという美辞麗句のもと
民営化させつつ、いのちに値段をつけ
相手国の財産といのちを奪うやり方に変わり、
最後は、奪われていることさえもわからないまま
何となく衰退し、やがて原因もわからぬまま滅んでいく・・・
そういう、目には見えない世界での戦争である。
平たく言えば、ネットの世界での略奪・・・
恐らくこれが一番怖いかもしれない・・・
宣戦布告する必要もなし、
24時間いつでもどこからでも責めるのが可能・・・
キャッシュレスが進み、
IMFが通貨をデータにしようとしているのはそのためであろう。
最近各国で、「データの流通」という課題があるそうだ。
しかし、個人情報保護の基準が各国バラバラなので
流通のルールが決められず
暗礁に乗り上げているらしい・・・
下手をするとそれが戦争の種になるという。
しかし、それは表向きの話だろう・・・
ハッキングとセキュルティの技術にたけている国は
おそらく独り勝ちしているのだろう。
何せ宣戦布告の必要はないし
見えない以上、証明のしようもない。
残念なことに、日本が一番遅れている。
しかも、これから必死に追いついたとしても
そのデータを守るために
国も企業も莫大なコストがかかるだろう・・・
➡ゴルゴ13
水道に例えれば、ザルに水を入れているさまだ。
たくさんのビッグデータが生まれているが
それをざるのように垂れ流している・・・
資産であるデータを略奪しあう今世紀の戦争・・・
わたしたちは、まるで
安全装置のないジェットコースタに乗っているようである。

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theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
