冬、大寒のころ③・・・ハケン占い師アタル
生徒に言われてしぶしぶ見るものに決まっていたましたが、
今回はめずらしく、自分からあるドラマの一回目を見ました。
「ハケン占い師アタル」

今やっている菩薩行(相談行)やタロットアシャイングのとき
助言の仕方は、すべて独学なので、
他のみなさんはいったいどうやって助言されているのか
純粋に興味がありました。
言葉遣い
助言の内容
どんな立ち位置なのか・・・
もちろんドラマの中ですが、
これも一つの肥やしとして見ていこうと思います。
第一話を見て思ったこと・・・
まず、これは占いではなくて霊視だな・・・ということ・・・
そして面白かったのは、クライアント和実とアタルのやりとり・・・
クライアント和実 「何で私は友達ができないんでしょう?」
アタル 「笑いたくないなら無理に笑わない!
笑いたいなら思いっきり笑う!
・・・・・
今のままだったら心がすり減って
あんた一生友達なんかできないよ!」
和 「この仕事向いていないんでしょうか?」
ア 「それは他人が決めることじゃなくて、
自分で決めることなんじゃないの!」
そして、最後に・・・
いつも、クヨクヨ、ウジウジしているクライアントが
和 「どうしていろいろなことが決められないんでしょう・・・?」
と尋ねると・・・
ア 「要するに・・・あんたには愛がないんだよ・・・!」
すると、クライアントがやや気弱に訴えます。
自分は彼氏にも尽くしてきたし
職場でも迷惑をかけないように頑張ってきたと・・・
そこで、アタルの決め台詞が来ます。
ア 「だから、一番大切な愛がかけてるの!」
和 「えっ???」
・・・・・・※
ア 「自分に対する愛・・・」
和 「あ・・・」 (クライアントが気づき始める・・・)
ア 「周りのことばっか気にするより
少しは自分を愛そうよ!
ラッキーパワーとかパワーストーンに頼ってたら
幸せになっても全部それのお陰になっちゃうよ!
それでいいわけ!
あんたの頑張りとか努力とか 関係ないわけ!?
あんたさ!
人に胸を張れることひとつもないと思ってるかもしれないけど
それ違うから!
そんな人間この世界にひっとりもいないから!
だれにでも必ずあるんだよ
自分にしかできないことが・・・」
実は、一連の会話の中の ※部分・・・
思わずわたしも答えを出していました・・・
私の答えはなんだと思いますか・・・
それは、「人に嫌われたくないから」でした。
ドラマ設定があるし
脚本がありますので
どちらが正解とかありませんが、
わたしにはそう思えました・・・
人は自分がかわいいものです。
そして、できればできるだけ人に嫌われたくないと日々過ごしています。
それは誰にでもある心理ですし、もちろん私にもあります。
ただ、私の場合は、
自身の性格と風貌、そして生徒相手の仕事柄、
嫌われても構わないと助言することが多いため、
この気持ちが、この和実より少ないだけです。
そしておそらくこの二つの言葉は
クライアントの状況を別の二つで表現しただけで
根本は同じかと思います。
自分を愛せていないから
そんな自分をだれも認めてくれないし、
好きになるはずがないと思っている・・・
だから、自分を下にして、尽くしたり犠牲になるほうを選んでしまう・・・
そういう状況なのかなと思います。
しかし、アタルがさすがと思ったのは、
「人に嫌われてもいいように行動しては?」
と言われるより
「自分を大切にして、もっと愛してみては・・・」
と言われた方が人は行動しやすいのかなと思いました。
なるほど・・・
否定形で言われるより
肯定形で言われた方が
人は、ふっと入ってくるかも・・・と
どこかで読んだことがあるのですが
この世は否定形の言葉は叶わないようです。
なのでこのドラマ、なかなか勉強になります!
追記:
あらためて見たら、
脚本があの「女王の教室」の遊川和彦さんでした・・・
そして、今回の神田和実(志田未来)は、
女王の教室でも小学生役で出ています。
その配役名も「神田和美」・・・
一文字違いの同姓同名です。
「24通りの幸せが」あるといった子です。
こういう遊び心がある脚本家遊川和彦さんです。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
