秋、秋分のころ①・・・わたしは、わたし
秋分の節気は・・・
地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道がちょうど交差したところが黄径0度。
秋分とは、太陽が黄径180度(秋分点)を通過するときのこと。春分と同じく、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
極楽浄土があるという真西に太陽が沈むことから、亡くなった人をしのぶ日とされています。
春分・秋分の3日前から7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸とします。
※春分・秋分は「彼岸の中日」といいます。彼岸は日本独自の行事です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さが増してきます。
という時期だそうです。
文字通り、秋分の日というのがありますが、
節気として期間があるとは思いませんでした。
近くの小学校では運動会が催されているのか
ラジオ体操の音が聞こえてきます。
それにしても、9時から始まって
25分間、いわゆるお偉い方々のお話があってのラジオ体操。
この「お偉い方たちのお話」っているんでしょうか・・・
もうこういう旧体制をやめてもいいと思うのですが・・・
大人にとっての当たり前と
子どもにとっての当たり前が
大変解離している時代が
「現代」なのではないでしょうか・・・
もう大人のやり方を
子供に「あたりまえ」として植え付ける時代ではありません。
もちろん子供には未熟なところが一杯ですが
それは大人も同じこと・・・
私は子どもにいろいろな自分を見つめてほしいと思っています。
十人十色と一言でいうのは簡単ですが、
日頃大人からどういう言葉をかけられているかで
「見つめる力」は全く育たなかったり
深く育ったり・・・本当にさまざまです。
「・・・してごらん」
「・・・しようか」
「・・・はどう?」
「・・・してくれる?」
英語の
Please
Let's
Why?
そういう問いかけはすごく大切です。
もちろん言いなりになることでも
言いなりにさせることでもありません。
まずは聞いてみましょう・・・。
子どもの話を10分でも聞き続けるのは
大人にとって苦行です(笑)
自分の意見を述べず
聞き続けることは本当に大変です。
そうして、子どもたちが(もちろん大人も)
「わたしは、わたし」になるまでには
実に多くのインプットとアウトプットがいります。
大人でも難しいこの「わたしは、わたし」・・・
せめて大人の私は、
子どものそれを邪魔しないでいたいです。
樹木希林さんの一人が語り・・・
今年、あなたはひとつ歳を取る。
その度に、歳相応にとか、
いい歳してとか、つまらない言葉が、
あなたを縛ろうとする。
あなたは、耳を貸す必要なんてない。
世間の見る目なんて、
いつだって後から変わる。
来たことのない服に袖を通して、
見たことのない自分に心躍らせる。
他の誰でもない「私」を楽しむ。
そんな2017年が、
あなたには必要なのだから。
年齢を脱ぐ。
冒険を着る。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
