秋、白露のころ⑨・・・支配欲と愛
世間の若者のようにJファンが多い・・・
最近のJは、
どういうわけか恋愛報道がよく漏れ聞こえてくるが
最近もある生徒の熱烈ファングループのとある男性の
熱愛報道が流れた・・・
まあ、本人は痛くショックを受けているのだが・・・
世間のSNSではかなり過激な反応もいくつか見られたようだ・・・
私たちが若かった頃の昭和にも
熱烈に芸能人を追っかける「追っかけ」という若者が多かったし
恋人や結婚が発覚してショックのあまり泣き崩れる若者もいたとは思うが
今の若者はどうも様子が違う・・・
以下、昭和の年寄りの感想として書く。
ファンをしてきた長さからそのつらさも理解できるが、
熱愛が発覚するやいなや
「それってファンだろうか???」と思われる言動が飛び交う。
塾の生徒が言うには
「プロとして隠しきってほしかった」という
私にとっては何か不思議な意見もあったが、
極端なものに
「裏切られた!」とキャラの人形を痛めつける画像をSNSに流したり
「今まで貢いできてバカみたい。絶対に許さない!」と
ファンサービスをする彼をにらみつけたりするらしい。
相手がこれまでの自分のイメージに合わなくなると
手のひらを返したように憎悪をむき出しにする。
そして、それを抑えることができないようだ。
もちろんSNSでその感情が2倍にも3倍にも広がるのだろう。
そこがネットのすごさであり、怖さでもあろう。
こういう熱愛報道で
「ああ、彼も人間だったよな」と
良い意味であきらめ、認めて、祝福するのが
自然な流れのような気がするが、
こういった攻撃的な行動に走る若者は
どこか「愛」が歪んでいるような気がする。
「かわいさ余って憎さ100倍・・・」
他者への本当の「愛」ではなく
「自己愛」(愛している自分を愛している愛)
「欠乏愛」(愛すことのできない、愛されていない自分の空欄をうめる愛)
「代行愛」(同上)
「妄想愛」(個人として愛されていると錯覚する、自分がイメージした彼しか愛せない)
などと言えばいいのか・・・
そういう自分の愛情の傾向に気が付けない場合もある。
芸能人の彼が自分を個人として愛していると錯覚し
プライベートの彼と芸能人としてファンサービスする彼が
交錯している人もいるだろう。
調べると、
自己愛性パーソナリティ障害の症状とあった。
「自己愛性パーソナリティ障害の症状」 メイヨー・クリニックより
・人より優れていると信じている
・権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
・業績や才能を誇張する
・絶え間ない賛美と称賛を期待する
・自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
・人の感情や感覚を認識しそこなう
・人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
・人を利用する
・劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
・嫉妬されていると思い込む
・他人を嫉妬する
・多くの人間関係においてトラブルが見られる
・非現実的な目標を定める
・容易に傷つき、拒否されたと感じる
・脆く崩れやすい自尊心を抱えている
・感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える
➡自己愛性人格障害ガイド 特徴、チェック、治療、原因
学校や職場にも当事者、被当事者に関わらず
苦しんでいる人がいるかもしれません。
こんなサイトもありましたのでご参考までに・・・
➡自己愛性パーソナリティ障害の人への接し方
なかなか勉強になります。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
tag : 支配欲自己愛性パーソナリティ障害愛
