秋、処暑のころ④・・・夕張の医療崩壊のススメ
ご存知2007年に財政破綻をした街です。
そこに森田先生というお医者さんがいらっしゃいます。
もともと経済学部を卒業した人だったのですが
人の役に立ちたいということで医者になられた方です。
胃ろう技術が優れたお医者さんだったようです。
でも、あるとき医者をやめようとまで思った衝撃的な体験をされます。
「そんな時に、近くの高齢者施設に行ったら、すごくショックだったことがありました。それはほとんどの病棟にいる患者さんがほとんど寝たきりで、胃瘻されていた。そしてその患者さん、ほとんど意識がない。寝たきりで意識がなくて、会話もできない。痛いも痒いも言えない。その状態で何年も、長い人は10年以上です。」
こういうご経験をされて現代医療に疑問を持ちます。
そんな失望の中出会ったのが、財政破綻した夕張の医療でした。
救急病院が消えた夕張市。
高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、
結果はその真逆。
死亡率、医療費、救急車の搬送回数、
全てが下がったという事実を知ることになるのです。
「住民の近くで生活を支える医療」
欧州をはじめとした
世界的潮流でもある「家庭医療」への流れ
私の母が、心より望んでいる医療・・・
その医師のTEDのスピーチ・・・
ぜひ聞いてみてください。
まさに、目から鱗だと思いますよ。
(先週の宙の言の葉より・・・)
