秋、立秋のころ⑩・・・異界への畏敬
防府市の藤本理稀(よしき)ちゃん(2)が3日ぶりに見つかった。
本当によかったです。
奇しくもその晩、
BSプレミアムで
「異界百名山 ~体験者が語る不思議な話~」という番組が放映されていた。
このTVは音読会「花結び」で読み終えた
をもとにつくられた番組だった・・・
【目次】
Ⅰ 阿仁マタギの山
狐火があふれる地
なぜか全裸で
楽しい夜店
生臭いものが好き
狐の復讐
見える人と見えない人
狸は音だけで満足する
消えた青い池
人魂、狐火、勝新太郎
親友の気配
辿り着かない道
蛇と山の不思議な関係
汚れた御札
マタギの臨死体験
叫ぶ者
白銀の怪物
Ⅱ 異界への扉
狐と神隠し
不死身の白鹿
来たのは誰だ
もう一人いる
道の向こうに
響き渡る絶叫
僕はここにいる
謎の山盛りご飯
山塊に蠢くもの
鶴岡市朝日地区
出羽三山
鷹匠の体験
奈良県山中・吉野町
ツチノコは跳び跳ねる
足の無い人
巨大すぎる狐火
山から出られない
行者の忠告
Ⅲ タマシイとの邂逅
帰らない人
死者の微笑み
迎えに来る者
ナビの策略
椎葉村にて
テントの周りには
幻の白い山
なぜか左右が逆になる
不気味な訪問者
天川村の事件
帰ってくる人
固まる爺婆
お寺とタマシイ
飛ぶ女
帰ってくる大蛇
呼ぶ人、来る人
狐憑き
真夜中の石臼
狐火になった男
理稀(よしき)ちゃんが行方不明だった12日から15日・・・
まさにあの世とこの世がつながり
死者がこの世に帰って来る期間・・・
わたしたちが住んでいるこの世界と
背中合わせのところに「異界」がある・・・
それは至極当たり前のことで
そこに住む人たちのお陰で私たちは生かされている。
今回の理稀(よしき)ちゃんのできごとは
たしかにそのことを私たち人間に教えてくれているのでは・・・と思う。
そして、あのボランティアおじいちゃんのスーパー「老人力」が素晴らしい。
➡尾畠春夫さん
インタビュー中も小指にトンボが止まります。
昆虫は、まさにあちらの世界からのお遣い・・・
この方は、あちらの世界からも好かれていらっしゃるんだと思う。
私も以前、不思議なものを見た。
15日の夜中・・・
なぎさまちの海岸を冲に向かって海一杯の人々が
クロールをして帰っていくのを目の当たりにしたことがある。
早くしないとあちらの扉が閉じてしまうからだろうか・・・
とても慌てているように見えた。
お盆以降は海で泳いではいけない理由と
その異界の人々の多さを垣間見た。
上橋菜穂子様(「精霊の守り人」原作者・文化人類学者)
— 「山怪」 田中康弘 (@momorinnkoto) 2018年7月25日
釈徹宗様(宗教学者・僧侶)
草刈民代様(女優)
石川直樹様(写真家・探検家)
無事収録終了! pic.twitter.com/SwQ5x4HESf
TV異界百名山の中で上橋菜穂子さんが
現代のわたしたちの世界にも
「割り切れない物語がまだある」的なことをいわれていた。
宗教学者で僧侶の釈徹宗さんは
「不思議を不思議のまま置いておく」とも言われていた。
異界への畏敬・・・
人が決して忘れてはならない大切な心構えだ。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
