春、穀雨のころ⑪・・・チャン・ヨンシル
「チャン・ヨンシル」だ。
チャン・ヨンシルは奴婢(ぬひ・奴隷)でありながら、科学者であり、
コペルニクスより150年ほど前に地動説に気が付く。
気づくだけでなく、手先が器用なので
天球儀や日・水時計なども作っていく。


韓国のドラマをすべて見ているわけではないが
歴史ものは好きなので10本ぐらいは見ているだろうか・・・
あくまでも見てきた歴史ものにかぎるが・・・
韓国ドラマの見どころは
展開の速さと身分制度の名称にあまり変化がないので
一度ハマるととてもわかりやすいという点だ。
「日本」という名称は
天武天皇が初めて使ったとされる。
だから、それまでの日本はざっくりいって
小国多民族の集まり。
日ノ本で歴史が始まって以来、
西暦700年ごろ記紀がうまれるまでの日本は
ほど良いごちゃまぜの国だったのだ。
さまざまな貴族難民や技能集団の渡来人が
極東日本でもう一旗揚げようと作り上げたのが今の日ノ本である。
だから、
平成の私たちは、超スーパー混血児である(笑)
韓国の歴史ドラマを見ると
「ああ、この風習・文化が日本にも影響しているんだな」と
感心しながら見ている。
話を戻そう。
この「ヨンシル」は伝説の科学者が主人公で
あまり恋愛部分の少ない筋書きなので
韓国では女性より男性のほうが人気があったようだ。
やはり、私は男性的感覚が多いようだ(笑)
ドラマの中で、ヨンシルやその仲間が
長い年月、苦労して作り上げた記録や道具が
反対者によって燃やされるシーンが何回か出てくる。
これが本当にいたたまれない・・・
反対者とは、当時、明(中国)の配下にある韓国が
独自の暦をつくることは許されず、
歯向かえば、明から軍が攻めてくると心配する官臣だち・・・
そして、ヨンシルの才能に嫉妬する従弟の存在である。
自分でも驚いたが
わたしはそんなシーンがとてもいたたまれず
大涙してしまうのである。
ピヨさんに、そこ泣き所!?とあきれられるが、
出るものはしょうがない・・・
次回は先日の名場面をご紹介します。

theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
