十年、をちこち・・・72
予告通り最終審査の結果がやってきました。
結果は、やはり落選・・・
「あーダメだったか・・・」
そんなにすんなりいくわけがありません。
どうなるかな?
という思いが生まれ、それが成長し・・・
少しでも「叶うかも」という思いが生まれた時に
ドーパミンは分泌します。
それを期待と言います。
それがかなわなかったとき
脳は、別の代替案でその欲望を満たそうとします。
とくに、期待が大きければ大きいほど
叶わなかった時の反動は大きいものです。
わたしの場合は、
かすかな期待でしたが
それでも、代替としての
「次の選択」へ進むことになります。
(次話で詳しく・・・)
わたしがいま「期待を手放しましょう」というのは
こういった経験からです。
人は、期待が成就しなかったときに、
次の判断を見誤りやすいからです。
ちなみに、
「やる気」も「中毒性の嗜好品」を望む情動も
同じA10神経から分泌されるドーパミンが原因です。
期待が裏切られた時の反動を、昔から
「かわいさ余って憎さ百倍」
と言いました。
失われたその期待(欲望)は
大きな欠乏感と真逆の情動に生まれ変わります。
そして、そのことで心を満たそうとするのです。
また、A10神経は、その人にとって良かろうが悪かろうが
ドーパミンを分泌しつづけ、永遠に「快楽」という世界だけをつくり続けます。
それを「中毒」といいます。
酒やタバコがやめられないのも、
世の中からいじめがなくならないのも
そういったことからです。
theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
