冬、冬至のころ⑬・・・吉凶のランク
凶が悪い・・・
それは知っていても
はたと聞かれて困るもの・・・
それは、吉と中吉はいったいどちらがよいのか・・・
そんなどうでもよいことをふと考える暇を与えてくれるのも
お正月ならではでしょう(笑)
で、調べてみました・・・
発表!
よい順から・・・
大吉
吉
中吉
小吉
末吉
凶
・・・
このおみくじの創始者は、比叡山天台宗の良源さん・・・
諡号(おくりな)は「慈恵」・・・

ちなみにその良源さんはおみくじの割合もゆるく決めていました。
「大吉が16%、吉が35%、凶が29%、この割合を守ってくれれば、
残り20%の運勢はそれぞれの神社仏閣で自由に決めてもいいぞよ!」
だそうです。
神社の平均は、
「大吉」・・・約22.2%
「吉」・・・・約25.2%
「中吉」・・・約 7.2%
「小吉」・・・約12.3%
「末吉」・・・約14.5%
「凶」・・・・約11.5%
「その他」・・約 7.1%
年越しに引いた中吉は意外に少ない・・・
「その他」の中には、
「半吉」、「末小吉」、「小凶」、「半凶」、「末凶」、「大凶」、
「平」、「吉凶未分」、「吉凶相交」などがあるらしい・・・
京都 伏見稲荷など17種類!!
大大吉
大吉
向大吉
末大吉
吉凶末分末大吉
吉
中吉
小吉
後吉
末吉
吉凶不分末吉
吉凶相交末吉
吉凶相半
吉凶相央
小凶後吉
凶後吉
凶後大吉
ここまでいろいろあると
もう割合で見たほうが吉凶っぽい・・・(笑)
そういえば、かつてわたしは大阪 住吉大社で「大凶」を引いたことがありました・・・
これまたレア・・・(笑)
レアすぎて、かえって嬉しくなりました。
たしかに少し迷い、土砂降りの住吉大社でしたが
特に悪いことは何もありませんでした(笑)
おみくじがうまれて1100年余り・・・
現代でも庶民が楽しむ年末年始の運だめし・・・
良源大師もさぞお喜びのことでしょう・・・
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genre : 心と身体
tag : 占い
冬、冬至のころ⑫・・・年初めの占い
私も氏神様の初詣でおみくじを引きました・・・
「中吉」
ありがたい・・・(笑)
みなさんはもう引かれましたか?
今のような雑誌やTVのない時代、
辻占(つじうらない)というものがありました。
交差点に立って、たまたまそこを通り過ぎる人が話すことを
サインと受け取って、偶然そこを通った人々の言葉を、
神の託宣と考えた占いです。
大阪の生駒の山の麓、
石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)界隈も
その名残と思われます。
この神社の南には、奈良へ抜ける古道「暗峠」があります。
樹木が鬱蒼と覆い繁り、昼間でも暗い山越えの道です。

(画像はこちらからお借りいたしました➡アウトドアライフの記録)
だからいまでも、この神社の門前町に占い横丁があるのも
これから生駒を登り、この暗峠を抜けていく
旅の安全と心丈夫を占った名残ではないかと思います。
また、橋のたもとでもよく占いがありました。
京都・一条堀川の戻橋は橋占の名所でした。
昔の人は、そういう分かれ道や橋、山のような異界の入り口には
人だけでなく神も通る場所であり、そこで占うことは、
神の声を聴くということに繋がっていたようです。
今のように、車や鉄道のない時代、
自分の足で歩いていくということの不安を
占いによって勇気に変えていったのです。
これは、現代の人も同じではないでしょうか・・・
年末年始は人生の辻道に当たります。
この時期、タロットアシャイングへのアクセスが増えるのも
そういうことでしょう・・・
少しユニークで、しかも奥の深い占い師に
「しいたけさん」という方がいらっしゃいます。
最近の占い師さんは、随筆家のような感性の方が多く
文章もとても興味深いです。
ひと昔前、品と口の悪い占い師がTVに盛んに出演していましたが、
いまどきあんな方は若者から総スカンを食らうことでしょう・・・
ときどき、本屋でCGバリバリに加工をした
その方の画像と占い本を見ますが
占いの実力があることと 人格が伴うことは
決して比例しないといういい例です。
しいたけさんや石井ゆかりさんや
今の占い師の方は、言葉や文章が本当にセンスがいい・・・
私も見習いたいです。
➡2019年しいたけ占い

さて、おとめ座の私は、どこかに置き忘れたどんぐりの実(チャンス)を
ちゃんと回収していく2019年上半期のようです(笑)
読む側も感性を必要とする不思議な占い・・・
2019年、人生の辻占・・・よろしければ皆さんもお楽しみください。
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