BOOK BEST5 世界の中にありながら 世界に属さない 吉福伸逸
「トランスパーソナル」という言葉を
はじめて日本に紹介した人です。

もうどこを読んでも膝を打つ痛快さ?と真摯さ!です。
私の大学時代の恩師がこの世代と言うこともあって
60年、70年安保時、現役の大学生だった方たちの言動は
本当にワクワクします。
例えば、「なぜセラピーをするのか」という章では・・・
『「なぜセラピーをやっているのか」、
「なぜ、自分は人を救おうとしているのか」
そういうふうにぼくは心のそこで思いながら、
何十年もセラピーをやり続けているんです。
ぼくがセラピーをやり続けているのは人を救おうなんて思っていなくて、
とても勝手で、自分の欠損を補うために必要だからやっているんです。
(中略)
人は何か思うから生きて行動し、人生を送っているのではなく、
必要性があるから生きて、こうやっているんですね。』
(中略)
『必要だからセラピーをやっているんです。
求めてセラピーをやっているわけでは全然ないんです。
それはプロのセラピストやカウンセラーとしてやっていく上では
最も大切なポイントだとぼくは思っています。
そのポイントさえ押さえておけば、
人に嫌われるセラピーができます。
なぜ人に嫌われることが大切かというと、
ぼくの考えるセラピーは、当人が絶対に認めたくないことを
認めてもらうことだからです。
「あんたがあんたのような状態で、
今ここにいるのは全部あんたのせいなんだよ」と
ぼくが言うわけです。
どんなにいやなことが自分に起こっていたとしても、その嫌なこと、
それをやっているのは社会でもなければ他人でもない、
自分自身がやりたいからそういうふうになっているんだということなんです。』
ここまで真摯なセラピストは昨今いらっしゃらないと思います。
『死のプロセスに携わったエリザベス・キュープラー・ロスは、
「求めても与えられません。必要があれば与えられます」と言いました。
それは彼女がキリスト教の信者だからです。
神という自分の投影を設置していますから、
神も集合的な、われわれの不全感の投影なんですね。
投影から出来上がった概念ですから、その場合「与えられる」と言うんですよ。
本当は与えられているのではない。自分で取っている。
けれども、キリスト教では
「必要があれば与えられます。求めてもあたえられません」と言う表現になるのです。』
要は、私たちはどんなことであれ
自分が必要と思っていることを「取って」やっているということです。
厳しいようで、優しい言葉に私には思えます。
自分の心と向き合うために何度も読み返したい本です。
BEST BOOK5 明治維新という過ち 原田伊織
日本という混合渡来人の国で、
先発隊も後発隊も、ゆるやかな和合でもって
暗黙の了解がなされていた「クニ」にもかかわらず
強制的に一つの縄で束ねられ窮屈になったか時が3箇所ある。
一つは日本書記が束ねられたとき・・・
一つは明治のご一新・・・
一つは戦後、GHQ支配が入ったとき・・・

約1300年余りの時代の中で
少しずつカオスの箇所(いのち)は削られ
何のために働くのか、
何のために生きるのかが、
少しずつ少しずつ一義的になっていく・・・
それは、労働が喜びやartから離れ、
明治に限らず、
庶民の暮らしが富国強兵を強いられることを意味する。
実際の人物とはかけ離れたといったら失礼だろうか・・・
かわいらしい女優さんやイケ面の男優さんを採用し
その時代の正当性をTVは流し続ける・・・
基地も原発も安保も
全て根は同じなのである。
「この百年以上、誰もが明治維新こそが日本を近代に導き、
明治維新がなければ日本は植民地化されたはずだと信じ込まされてきた。
公教育がそのように教え込んできたのである。つまり、
明治維新こそは、歴史上、無条件に「正義」であり続けたのだ。
果たして、そうなのか。明治維新の実相を知った上で、
そのように確信したのか。」
歴史の嫌いな方は、
特にこの幕末から明治にかけての混乱が分けがわからないという。
それはそうで、いやな意味で「昨日の敵は今日の友」という
節操のなさが訳をわからなくさせているのだろう。
また、「正直者がバカを見る」ということわざが
地で行ってしまっている時代だからでもある。
その政府ご要人たちが作ったのが
今の学制なのだから苦笑いするほかない。
「日本人は、幕末動乱のドラマが好きである。
ところが、幕末動乱期ほどいい加減な“お話”が
「歴史」としてまかり通っている時代はなく、
虚実入り乱れて薩長土肥(薩摩・長州・土佐・肥前)の
下級武士は永年のヒーローであった。
中でも、中心は長州と薩摩であった。」
私もその公教育で育ったものである。
先日、中学2年の男の子がいった。
「先生、先生は明治維新はあったほうがよかったと思いますか?」
彼らは直感でわかるのだろう・・・脚本化されたドラマが・・・






「るろうに剣心」はジャンプに連載されているときから読んでいた。
最近では映画化されて、先日ではTVでもやっていた。
剣心の最狂の敵・志々雄真実の狂気は
この明治維新という虚構に向けられる。
今の子どもたちは、色々な角度で歴史を知ることが出来る。
大河ドラマで歴史を知った自分たちの時代に比べると実にバランスが良い。
歴史とは、勝者が書いたもの・・・
敗者の中の論理はほぼ消されていることを
私たちは忘れてはいけないだろう。
歴史の教科書もそろそろ変わるべきである。
BOOK BEST5 地球蘇生へ 白鳥哲
白鳥哲さんの活動は
ちょくちょくチェックしていました。

免疫システム、ミトコンドリア、微生物、ソマチッド・・・
宇宙の全容がわかっていないのと同様に
私たちの身体のいのちのありかも
私たちは何一つ全てを解明できていません。
だからこそ、
心の声と同様に身体の中で起きているこういった
さまざまな演者たちに心躍らされるのでしょう・・・。
今年EM菌を撒いた畑では
12月になってもトマトが採れました。
微生物のことを学び実践することは
私のような素人でさえ
本当に心躍る楽しいひと時です。
この本は、「可能性」という言葉に集約されます。






かの姫川薬石でさえしっかりとこの微生物と友だちでした。

「原核微生物の多くは
他の何百種類という微生物と同様に、
花崗岩などから自然に供給される微量なミネラルを餌にしてきました。
多種多様なミネラル群(多元素共存鉱物)が
微生物の餌になるのです。
同じ地球生命体である人間や動植物もまた、
多種多様なミネラルの恩恵にあずかって生かされています」

殺菌の時代は終わりました。
これからは、育菌です。
BOOK BEST5 日本はなぜ、「基地」と「原発」をとめられないのか 矢部宏治
根底のある大きな脈歴を知る一冊になります。

「とくに『敵国条項』のくだりを読んで、
すっかり暗い気持ちになった方もいらっしゃるかもしれません。
私も最初、史実を知ったときは、かなりショックを受けました。
(中略)
特に若い読者に聞いていただきたいのですが、
70年続いた『戦後日本』という国家は、
遠からず終焉をむかえます。考えてみてください。
首相になった人間が必ず公約と反対のことをする。
すべて社会保障にあてますと約束して増税し、
大企業減税を行う。
お金がもったいないから、子どもの被爆は見て見ぬふりをする。
人類史上最悪の原発事故の責任を誰もとらず、
何の反省もせずに再稼動しようとする。
首相の独断で勝手に憲法の解釈を変える。
そんな国が、これ以上続いていくはずがありません。」










以前、宙結び随想 で
政府が私たちの暮らしに口を挟みすぎる・・・
とお話したことがあります。
私たちは「社会」を作る側であって
「社会」に翻弄されて
いのちを見失う側ではないのです。
自衛官につくことも
一介のカフェのオーナーになることも
自分がそれになりたいことが大前提のはずなのに
国がお金を盾に誘導したり
貧困を作ってから
そうせざるを得ないようにするのは
実に気持ち悪いことのような気がします。
教育の現場の端くれにいますので
国公立とはもはやいえない国立大学の学費や
大学生の奨学金(教育ローン)などの問題と
この基地、原発の問題は根っこが同じに見えます。
だから、食い入るように読みました。
「大学にいくのは自分の人生の可能性を広げるため」
といわれてきた進路指導そのものが
この5.6年で全く意味を成さないどころか
かえって足かせになっている時代なのです。
医療(保険)、農、教育・・・など、
私たちを取り巻く生業の処々で
口を挟まれるだけでなく
「誘導」されないために「草の根」として学ばざるを得ません。
「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、
それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、
世界によって 自分が変えられないようにするためである」 ガンディー
特に若者たちにとって、
第一次大戦後に生きたガンディーの言う学びと行動が
この日本でも大切になってきているのです。










「私にとって重要なのは在りし日のこの国の文明が、
人間の生存を出来うる限り気持ちの良いものにしようとする合意と
それにもとづく工夫によって成り立っていたという事実だ。」
渡辺京二さんは「逝きし世の面影」の中でこういいます。
(京都府出身。碩台小学校、大連一中、第五高等学校を経て、法政大学社会学部卒業。
書評紙日本読書新聞編集者、河合塾福岡校講師を経て、河合文化教育研究所主任研究員。
2010年、熊本大学大学院社会文化科学研究科客員教授に就任。)
この本は、江戸時代末期から明治にかけて、
当時の日本人の持っていた幸福の気質が急速に変化していく様子を、
日本を訪れた外国人が残した多くの記録や文献を通して考察しているものです。
訪れた外国人も
日本についてこう述べている・・・。
チェンバレン『日本事物誌』
「日本には貧乏人はいるけれど、貧困は存在しない」
ジョルジュ・ブスケ『日本見聞記』
「日本人の生活はシンプルだから貧しい者はいっぱいいるが、そこには悲惨というものはない」
まさに「逝きし日の面影」になりました。
私は、一本の草の根として、
「人間の生存を出来うる限り
気持ちの良いものにしようとする合意」を
ささやかな思いと行いの中で見出したいと思います。
BOOK BEST5 「ゆっくり問答」 サティシュ・クマール

「これまで支配的だったのは、
子どもや若者の頭の中にどれだけ知識を詰め込むのか、
という教育でした。(中略)
これまでは、頭(head)のHだけの教育だったわけですが、
本来は、それに心(heart)のH
そして手(hand)のHが加わって三つのHが揃っていなければならないのです。
(中略)
そして日本では四つ目のHを加えたい。
それはハラ(腹)のHです。」
「自然界を見てください。
それがなかったら生きていけないという
最も重要なものは全部タダですね。
例えば、空気を吸わなければ
どんなものも死んでしまいますが、タダです。
太陽の光もタダです。
水ももともとはタダですし、タダであるべきです。
同じように、もしも、
お金が生きるうえでそれほど必要なものならば、
やはりタダであるべきです。」










以前、「バガヴァッド・ギーター」(サティシュさんのすすめる聖典)の三位一体について書きました。
●ヤグナによって土を育てること
●ダーナによって社会を育てること
●タパスによって自己を育てること

※ヤグナ・・・創造によって(作物を収穫する)与えた損害をつぐない、それを埋め合わせする。肥料を与えたり、一年間土地を休ませること。 「失われた分を補うこと」
※ダーナ・・・私たちは誕生した瞬間から社会に育てられていることを忘れてはならない。育てられた代わりに、私たちは、自分の才能、労働、知識を、社会に対する贈り物として還すのである。 「頂いた分、お返しに与えること」
※タパス・・・断食・瞑想・学問・沈黙・休息や自然の中に身を置くことによって、私たちは自分の肉体と心を補強し活力を与える。 「自己に関する関心」
「自然と社会と自己は、三角形に結び合って全体を形成する。生活の中で、私たちは日々、この三つの側面に気を配る必要がある。そこには鍵となる概念が上記の三つある。」

いつも心の片隅に置きたい「三位一体」です。
2015年を振り返る・・・♪(*´▽`*)
「私が Facebook 上で、よく使う言葉は?」
というサイトがあったのでやってみました。
これが面白い結果に・・・(笑)

上がsora,
下がpiyoさん・・・
それぞれまんまです(笑)
でかい文字が良く使った言葉ですが
納得、そして(笑)・・・
sora-piyoをそのまま表す面白いサイトでした。
こういう振り返り方もあるのですね。
この一年「宙の言の葉」でお話した主なキーワードも拾ってみました。
ベーシックインカム/たんじゅん農(炭素循環農法)/弱さの思想/祝島/姫川薬石/びわ/底地/いばや通信/福島・癌・地名/音/かぐや姫/メメント・モリ/サティシュさん/微生物/薬/安保徹博士/三心五観/想いやり牛乳/クリティカル・マス/美しき緑の星/マトリックス/モンサント/F1/女王の教室/森・タブの木/遷宮・世界遺産/安保法案・シールズ・デモ/TPP/しつけ3原則/70年周期・2015/原発/基地/昭和天皇/日本会議/伊勢の国・地力/奨学金/江戸システム/ノーベル賞/農・里山/ウルグアイ ムヒカ大統領/戦後日本の正体/医療改悪/世界の中にありながら世界に属さない/ソマチッド/贈与交換/自力整体/ホリスティック医学 などなど・・・
それにしても色々と勉強させていただきました。
毎週ありますので、その都度
未完成、未熟考であっても
とにかくどんどん出して、出て来て・・・
学びの連鎖になりました・・・。
最近ではご参加くださる皆さんからも色々と情報を頂き、
共・学びの場になりつつあります。
全てばらばらのように見えるものもありますが、
「いのちあるものが いのちあるように・・・」が
共通のテーマだったような気もします。
そしてこれは、sora-piyoの活動全てのバックボーンです。






さて、前回お話していた2015BOOKベスト5を選んでみました。
5冊に絞るのは正直難しかったです。
本の復習で映画「蘇生」も観ました。
微生物という「人類の未来」・・・
生活に取り入れることが大切です。

最近のTVで江戸の終わりから近代にかけての
偉人を取り上げることが多いですが・・・
ちょっと閉口することも多くなりました。

サティシュさんにもお会いできました。
自分の立ち位置がこれでいいと勇気を頂いた方です。

もう一度読み返しています。
それほど素晴らしい本です。

夏の安保、昨今の原発再稼動の原因がわかります。
空しくなるのと同時に、
それでも自分に何ができるのかを考えた本でした。

それぞれ印象的なフレーズも
時間が許される限り(たぶん!?笑)
挙げてみたいと思います。
天上天下 唯我独尊 ♪(*´▽`*)
私は、今日この日まで本当に色々な人に支えられながら生きてきました。
クリスマスはイエス・キリストの誕生日ですが
自分の誕生から今日のこの日までに支えてくれた
全ての人たちに感謝する日として過ごしたいと思います。

釈尊の「天上天下 唯我独尊」は、
いまでは、「この世で一番偉くて尊いのは、ただ私一人である」と、
威張られている人の意味に使われることが多いのですが、
本来の意味は違います。
本来は「たった一つの尊いいのち・使命」ということです。

釈迦は言います。
「人身受け難し、今已に受く。
仏法聞き難し、今已に聞く。
この身今生に向かって度せずんば、
さらにいずれの生に向かってか、この身を度せん。
大衆もろともに、至心に三宝に帰依し奉るべし」
大意は、
“生まれ難い人間に生まれ、聞き難い仏法を聞けてよかった。
何がなんでも今生で生死の一大事を解決しなければ、
いつの世でできるであろうか。永遠のチャンスは今しかない。
みな人よ、真剣に仏法を聞かねばならぬ”

私は、仏教徒でもキリスト教徒でもありませんが、
言わんとされることは至極頷けます。
仏法や聖書ではありませんが
今年一年学んだ主な本を並べてみました。
選ぶ本ほど自分がわかるものもないでしょう。
2015年、自分が歩んだ道が一目瞭然です。

(ほとんどが宙言でお話した内容ですが、
時間があればBOOKベスト5にまとめてブログを書いてみたいと思います。)
大げさに言えば私が知りたいことは「宇宙の法則」なんだと思います。
「人」「健康」「お金」「歴史」・・・
宇宙は何といっているのか・・・
どうあるのが本来の自然な姿なのか・・・
それを足りない頭と身体で一生懸命極めたいと思っているのだと思います。

先日の久しぶりに外での座学に参加してきました。
piyoさんと参加させていただいたのですが、
実は宇宙の法則に沿ったものかどうかは
piyoさんを見ているとすごくわかります。

なぜなら、少しでも自然でないものを見聞しているとき
piyoさんはすぐに寝ます(笑)
この日のpiyoさんは、3時間あまりの講義で一回も寝ずに
せっせとメモ

「ホリスティック医学協会」の講座だったのですが
医学だけにとどまらず、私たちの生き方そのものに関わるとても興味深い講義でした。
(こちらの時間があればまた書きます)

昨日の宙言ではこの「ホリスティック」についてもシェアしました。
聴いて下さる方がいらっしゃる方がいらっしゃるからこそ成り立つ「宙言」です。

相方のpiyoさん、いつも支えてくださって本当にありがとうございます。
花結び、宙言にご参加くださる皆さん本当にありがとうございます。
天と地に向かってそれぞれの唯我独尊に Merry Christmas

2015年、宙結び&忘年会随想 「出来るだけ・・・」 ♪(*´▽`*)
うれしいときに喜びを分かち合う。
それ以外、人生に何が必要なのでしょう。」
ビル・フラー(星野道夫さんの友人)の言葉

何でもはじめるときはたった一人のアイデアと行動から始まる。

始めた人の「歌声」に
やがてひとりふたりと集まり・・・
同じ思いが重なり・・・
始めた人を支えてくださり
続けさせてくださる状況を
作り続けてくださる・・・。
始める人には「はじめる」というお役目があり
続ける人には「続ける」というお役目があり・・・

「場」という神様からお借りしている経糸(たていと)に
「人」という緯(横)糸(よこいと)が通り
一枚の布が織られていく・・・


人はどんなに相性がよくても
たとえ、親子、恋人であっても
全てをわかりあうことは出来ない。
だから、一部でもわかってもらえる人が現れたら
それは本当に奇跡です。
「人生はからくりに満ちている。
日々の暮らしの中で無数の人とすれ違いながら、
私たちは出会うことがない。
その根源的な悲しみは、言いかえれば、人と人が出会う
限りない不思議さ、すばらしさに通ずるのだ。」
ビル・フラー(星野道夫さんの友人)の言葉②

だから、こうして人々が集まってくださり
笑いあっているこの瞬間は
宇宙が大振動を起こすぐらいの奇跡なんだと思う。


私たちは、自分の中心を支えながら・・・
いや、自分の中心でさえ危なっかしいのに
やたらと世の中のことにおせっかいになる(笑)

2015年の後半より「宙言」で
学びあっていることがある。
「提案」という形で皆さんと共有している。
はじめからそれを狙ったわけではない。
毎月の市や宙言で
なんとなく学んでいたら
そういう形が出来始めたのだ。

それは「出来るだけ・・・」という生活だ。
●出来るだけ、個人の自給自足率を上げる・・・「農」を始め、F1でない種を採り始める
●出来るだけ、医療に関わらない・・・自分の体をホリスティックに扱う 民間療法に親しむ
●出来るだけ、地面と近くなる・・・地面に触れる機会を増やし、住み、暮らす
●出来るだけ、消費生活を減らす・・・消費して終わり、という生活から徐々に離れ、生産循環側にまわる
●出来るだけ、現在生産している人から学ぶ・・・実際に行動し、やってみて、物々交換できるのもを増やす
細かい言葉はまだまだ未完成ですが、
言わんとするところを汲んでいただけるとありがたい。
姫川薬石、びわの葉、炭火の暮らし、味噌作りもその一環です。

言葉にしたり、知識として頭に入れただけでなく
実際にやってわかったことがいっぱいあった。
そして、実際に本当にやっている仲間に縦の関係は生まれない。

循環することが宇宙の法則と知っている人たちなので
「教える・あげる」ということにさほど力も入らないし
「教えてもらう・頂く」ということに居座り続けたり、卑下に甘んじることもない。
誰かがしたことが、また他の誰かに巡って
終わりのない肯定的な「共・立ち」(友だち)が生まれるから気持ちがいい。



TPPが稼動し始めて、
世の中がどうなるかをはっきりといえるほど博学ではありませんが
そのTPPをきっかけにやった方がいいことが
個人としても全体としてもたくさんある気がします。
それは総じて言えば
「人をどう見ているのか」
「いのちをどう見ているのか」
ということに尽きていく気がします。

自分のいのち・・・
隣人のいのち・・・
それに寄り添うこと以外に重要なことが
他にあるでしょうか・・・

実年齢を3で割ると人生時計になります。
私もいつの間にか「夕方」の時分になってきました。
sora-piyo、人生の宵の口・・・
これからもこれまで通り
「なんとなくいいね」を大切にしていきたいです。
よろしければご一緒にいかがですか・・・

(人生時計が、まだ「未明」のAちゃんと「朝方」の若者たち・・・)
2015年、宙結びや笑市・・・
宙言や花結び、さまざまなイベントにご参加、ご協力いただいた皆様・・・
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

2016年も何卒よろしくお願いいたします。

「分かち合える友さえいれば、悲しみは癒される」 ウィリアム・シェイクスピア
2015年最後の宙結び♪(*´▽`*)
2016年、恒例の味噌作りと新年会のお知らせヽ(*゜∀゜*)ノ

Uさんのご指導の下、
来年の味噌作りのお知らせです。
1/23(土)13:30~
in AddCafe
和気藹々・・・
おいしい味噌作り・・・
AddCafeのpiyoさんランチのお味噌汁もこのお味噌です。
毎年こうやって作れるようになって本当にありがたいです。
2015年は微生物の勉強を宙言で少ししていますので
ますます楽しみの味噌作りです。
一家に一台、味噌樽があることの素晴らしさ・・・
そんな会話がとびでそうな楽しい会になりそうです。

(昨年の風景・きっとこんな笑顔になります・笑)
お申し込み締め切り・・・1/14(木)
メール等でお知らせ下さいませ。













さてさて、忘年会もまだ終わっていませんが(笑)
1/4(月)は新年会 inAddCafe
も開催いたします。
AddCafeの火鉢やストーブを囲みながら
まったりのんびり持ち寄りで楽しみたいと思います。
こちらは、宙の森体験授業のあと17:00から開催いたしますので
お気軽にご参加下さいませ。
お申し込み締め切り・・・1/3(日)
持ち物:持ち寄り一品、お好きなドリンク
こちらもメール等でお知らせくださいね。

おやきの販売もあり ~宙結び続報~

店舗としてはお休みですが
朗報です!
かねてからご要望を出させていただいていましたが、今回
「冷凍おやきを10個1パックのような感じで何パックか用意させてもらおうと思いますが・・・」
という嬉しいご連絡をいただきました。
冷凍おやきは、おうちでふかしていただいたり、電子レンジでもおいしくいただけます!
ご要望の方は、宙結びの日sora-piyoがお預かりしていますのでお声をかけてくださいね。
もちろん、お電話でもお取おきさせていただきますのでお気軽にご連絡下さいませ。
なお、数に限りがありますので売り切れの際は、どうぞご了承下さいませ。







この日は、星結びはなく、
翌日20日に「忘年会~大星結び2015~」を
17:30~津新町駅前の「天ぷらのさか本」で開催いたします。
花結びや宙言のメンバー、今年一年ご縁のあった方々も集まる
いつもよりちょっぴり大きい星結び・・・
ご参加費用は、2500円+各自ドリンク代です。
お申し込み締め切りは、12/18≪金≫です。
常連の方、お久しぶりの方、はじめましての方・・・
どなたでもご参加OKです。
是非ご参加下さいませ・・・

炭と火と人と・・・
毎日炭火を起こすと色々と気づくことがある。
いちばん扱いやすいのは菊炭(クヌギ炭)・・・
火がつきやすく、隣の炭への延焼力も強く、湯がすぐに沸く。
何よりも、だんだんと身にまとう灰の美しさは見とれてしまう。
普通の木炭の灰も美しいのだが、
燃焼時にやや香りがきつすぎるときもあって
換気に気を配らないといけない。

(クヌギの炭は切り口が菊の花のようだから本当に美しい)

(いちばん手前が単なる木炭)
オガ炭は、安価だが火の延焼力が弱く
もちを焼きたかったり、焼き芋を焼きたいときには・・・
時々火を吹いて育てなおさないといけなかったりする・・・
竹炭の延焼力は良いが、如何せん薄いので
たくさん継ぎ足さないといけない。

(左の八角形の炭がオガ炭、右側が菊炭、切り口が美しい)
どの炭もいろいろと特徴があって
用途に合わせて工夫するところも日々楽しい。
そして、火の扱いで気づかされることがある・・・
火を育てるとき、息を吹きかけるのだが
弱々しい火に強く吹きかけると消えてしまうことがある。
そして、ある程度育った火にあせって強く息を吹きかけると「ぱちっ」と爆ぜる。
炭の火はまるで人のような反応を示すのである。
まだ準備が整っていない人に
早く大きくなれと急かしては
せっかっくの大切な灯火が消え、
ある程度火が大きくなった人でも、
器以上の息を吹きかければ
「ほっといてくれ、私のペースで燃えさせてくれ」と
ぱちっと抵抗をする。
あー、まるで人育ち(育て)と同じだな~と
先日つくづく感慨深くなりました。
日常の何気ないつれづれ・・・でした。
今年最後の宙結び♪(*´▽`*)
さてさて・・・師走真っ只中、今年最後の宙結びが19日にあります。
ご参加くださる皆様です。







この日は、星結びはなく、
翌日20日に「忘年会~大星結び2015~」を
17:30~津新町駅前の「天ぷらのさか本」で開催いたします。
花結びや宙言のメンバー、今年一年ご縁のあった方々も集まる
いつもよりちょっぴり大きい星結び・・・
ご参加費用は、2500円+各自ドリンク代です。
お申し込み締め切りは、12/18≪金≫です。
是非ご参加下さいませ・・・

師走・笑市随想 ~等価交換から贈与交換へ~
でも事実は違う。
もちろん私たちが回っているのだ。

それは風にもいえる。
風は日頃吹いていると感じる。
でも、風は自分が動いているから感じるに過ぎないかも知れない。
そう・・・風は自分が動いているから吹くのだ。

「己が風になれ」
かつて高校生のときに見た「空海」の映画で
難破しそうになる嵐の海での空海(北大路欣也さん)のセリフである。
何か大変なことにフォーカスして見つめてしまうから
かえって大きくなって自分にのしかかる・・・
己がそのものになってしまえば
大変なことは消えてしまう。
人はよくその極意を「楽しむ」とか
「喜ぶ」とか表現している。

本当にそう思う。
どうせ風になるなら
人にとって心地よい
優しい春風のようになりたい。
初冬の風が吹きすさぶ中(笑)
なかなか難しいことだけれど
きっとそうなりたい・・・。

自分の生きよう(様)の心の内と行動(心の外)に大きなズレがある人は
どこかに言い訳をする時間を作る。
それは、「言い訳」という負の言葉で言うときもあれば
意外にも「ご縁」「必然」とかいう飾り立てのいいプラスの言葉でいうこともあるからご用心。
ずれているかどうかは自分にしかわからない。

私は己と自分の生きよう(様)をできるだけひとつに統一していきたい。
こうありたいという願いと自分を同じものにしていきたい。
生徒の前の自分・・・
保護者の方との自分・・・
友達との自分・・・
初めての方との自分・・・
実親の前での自分・・・
自然の前での自分・・・
その全てが自然に、風のように・・・
自分という小さな存在の確認作業は
自らが風のように滑らかでありたい。

(緑の募金、ご出店様より2000円、街頭505円
ご協力、ご賛同誠にありがとうございました)
いばや通信の坂爪さんは言う・・・。
「理解を求めたり何かを説明することにエネルギーを使うよりも、自分しか行くことができない場所まで、どんどん足を進めること。理解されなくても、何も説明できなくても、いまはまだひとりきりだとしても、それでも、自分の道を進み続けること。生き様に宿る説得力は、多分、言葉を超える。」
もちろん私は一人ではない。
皆さんが支えてくださっている。
この寒空の下、
集まってくださる方がいらっしゃる・・・。

(Half Beansさん)
ガチガチの「金銭による等価交換」が当たり前の世の中で
こんなsora-piyoの酔狂(笑)に賛同をしてくださる
たくさんの方々がいらっしゃる。
本当にありがたいことです。

(KCSセンターさん)
今当たり前に行われる等価交換は、自分も相手と同じくらい
何かが出来なければいけないというプレッシャーを生じさせている。
会社の中で「ありのままでいいんだよ」といってくれる会社はまずないだろう。
(目的が違うから当たり前だが)
物心共に、目標が必ず強制的に与えられ、
ここまで成長して来いと乱暴に言い合う。
考えてみれば、自分が、そして相手が何かが出来ることを前提にした
優生思想に基づく「交換」だ。
とても優しくない、冷たい交換だ。
出来ることが少ない人、交換できるものを多くもたない人とっては
「一体どこで生きたらいいのだろう」とか
「生きていては申し訳ない」と思わせるに等しい「交換」だ。

不意にみえたこの方に
「party?]
と聞かれた。
この寒空でpartyはないと思うが(笑)
ないと思った自分にもまだまだガチガチさが残っているんだと気がついた(笑)
そんなpartyもあっていい(笑)
ガチガチの交換条件で成り立たせる経済(物の売り買い)が
ほぼ100%当たり前になりすぎているから、
今の世の中の窮屈感、窒息感があるのではないだろうか・・・

「ここに座っているだけで色々でてくる(笑)」
びわ茶やお餅、焼き芋を差し出すと
上手な日本語で微笑まれた・・・
なるほど・・・(笑)

人と人とが利益を求め、主張し合うだけの世の中、
このガチガチの窮屈感、閉塞感を
少しでもそれを緩めあいたい・・・
膝を突き合わせて、
どうすればそれが出来るのかと
ゆるゆると話し合いたい・・・

そして、出来るところからそれを体現したい・・・
坂爪さんは言います。
「等価交換は関係の清算であり、贈与交換は関係の継続である。」

思えば、今年最後の笑市でした。
これからも緩め、提案し続けます。
「100年後も笑いましょに」と・・・
ご一緒にいかがですか・・・

(Half Beansさん)
ご参加いただいた皆様・・・
ご来市してくださった皆様・・・
いつも応援してくださる皆様・・・
いつも本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
