樹下石上 ⑫・・・10年先から戻ってきたと思って
私はこの方の人生相談が好きです。
➡鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋
ライトであっても、しっかりと真髄をついている・・・
ちょっと人が気づかない視点からアドバイスされています。
先日のご相談・・・
「前向きになれるための、おすすめの気晴らし方法」
これを読んでなるほどと思いました。
それは、「自分は、10年先から戻ってきた」と思うことです。
悩んでいる渦中にある人は
これからの10年を思えば苦しくなりますが、
逆にその10年先から戻ってきて
もう一度10年をやり直せると思えば、
なんだか若返った気分で元気が湧いてきます。
この方のアドバイスは、よくクライアントに
こう語りかけるところから始まります。
「よく頑張ってきましたね」
これって魔法の言葉だと思うんです。
悩んできた人、疲れ果てている人にとっては
これは本当に救われる言葉です。
「がんばれ」という言葉は、使い方を誤ると
かえって事態を悪化することもあります。
がんばれ!と急かされる言葉は
がんばっていない自分を責められている感じがして
プレッシャーとなり、エネルギーを奪われることがります。
「がんばったね」とねぎらわれる言葉は
過去の肯定です。
悩んでいる人は、自分の過去に自信がないことが多いので
この言葉ですくわれるわけです。
だから、子どもでも、大人でも
「がんばったね」
「がんばってきましたね」で話を始めると
悩みの半分が和らぎ、
こちらの話を聞く準備が整うわけです。
そして、「がんばる」という自動詞となり
意欲が芽生えるのです。
先日行ってきた、発達障害の講習会・・・
受け持つ生徒のことを相談してみました。
これまでの対応は正しかったのか・・・
独学で学んでいる発達障害の知識や法律・・・
私の今の認識で正しかったのか・・・
一通り話したあと、お礼を言って席を立った時
その講師の先生は私に拍手をしてくださいました。
労がねぎらわれる・・・
本当にそんな感じでした。
専門家でもない自分ですから
これまでが見当違いで間違っていないのかどうかは
本当に気にかかるところでした。
これからもきっと試行錯誤の連続でしょうが、
この拍手のシーンがこれからも励みになることは間違いありません。
さて冒頭の「自分は、10年先から戻ってきた」の方法・・・
もし、10年先から戻ってきたとしたら
みなさんはどんな気持ちになりますか?
わたしは、10年間分の時間を
神様からプレゼントをいただいたと思って
人生が楽しめそうです。
今日は、10:00~15:00で松阪 岡寺さんの観音市に
プチ・タロットアシャイングで出店いたします。
よろしければ、遊びにいらしてください。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体