十年、をちこち・・・㉟
とある方・・・その方も常連さんですが、
「報告も兼ねてきました」
とおっしゃいました。
その方も、いろいろと悩まれ・・・
そう、それはもう次から次へといろいろと悩まれ・・・
わたしはその方がみえるたびに
自分が学んだ心の持ち方、世界のとらえ方、
社会の常識が、自分の非常識になる時もあること、
宇宙ってこうなっているみたいです的なお話を
ただただ させていただいただけです。
結局、いろいろと良い方向に向かわれ
ココロも軽くなられたようでした。
「どうしてでしょうね・・・(笑)」
そうおっしゃったので、
「あらがわなかったからですよ」
そう伝えました。
人は、常識や社会通念に自分や家族の生き方をはめようとします。
そのほうが、楽ですし、安心できるからです。
でも、その安心は
人の価値判断で裏付けされたものですから
どこかで自己矛盾を起こします。
そうすると大変です。
自分の心の声と、
社会からやってくる常識の同調圧力がけんかをし始めます。
これが悩みの発端です。
自分を責め、時には人にせいにして
何とか生きようとしますが
それは、長くは続きません。
理由は簡単です。
自然ではないからです。
自分の生き方が自然でなくなったとき、
苦しさを感じます。
それが悩みの正体です。
この常連さんは、
自然になったから楽になった・・・
ただそれだけです。
本当によかったです。
「直霊」とともにあることを
「素直」というのです。
誰かの言いつけを守るとか
感じもせずになんでも「Yes」というのが「素直」なのではありません。
この方も本来の「素直」な方なのです。
昨日は、全員が常連さんの日で、
遠く名張から来てくださった常連さんもみえました。
ランチをお出しする合間合間に
談笑のひと時がある・・・
ひとが人生の最後に必要になるのは
きっとこういう方たちとの
暖かい時間なのだと、つくづく思うのです。
最近は、人生の晩年を過ごす母と話すことが多いので
こういうことがじんわりと心にしみていきます。
piyoさんと洗い物をしながらつぶやくのは
「ありがたいね」の一言です。
ありがたい・・・有難い・・・そう易々とあるものではない・・・
当たり前のものは何一つない・・・
春の午後の温かいひとこまでした・・・
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