樹下石上190・・・ここまで来ている監視社会
これは多くの歴史が証明している。
腐敗を始める権力は
自分たちの勢力を無理やり継続・拡大させるために
国民を監視し始める・・・
どうやら中国はすでにその一歩を踏み出している。
#大阪メトロ は将来的に「既存の改札をすべてなくし、顔認証だけで乗客の乗り降りを管理したい」としている…https://t.co/KMN9stpexN
— 豚ゴリラ (@butagolira1995) December 10, 2019
中国の #デジタルレーニン主義 は米国企業の実験場になっている。
近い将来、日本も信用スコアや犯罪予知、顔認証をリンクさせたサイコパスの世界になるだろう… pic.twitter.com/zEGkaLEsKZ
私たちにスマホをあてがわせ
写メや動画を撮らせ、
ゲームをさせ、
SNSを活用させているのはこのためだ。
ビッグデータの蓄積のためだ。
おそらく日本をはじめ、
すべての先進国で監視カメラが付いてる国は
間違いなくこうなっていくのであろう・・・
英国の哲学者ジェレミー・ベンサムが
"教育刑実現"のための方法論として、
パノプティコン(一望監視型監獄装置)を考え出した。

パノプティコンは、円形に配置された収容者の個室が
多層式監視塔に面するよう設計されており、ブラインドなどによって、
収容者たちにはお互いの姿や監視人が見えなかった一方で、
監視人はその位置からすべての収容者を監視することができた。
(Wikiより)
この装置、設備により、収容者からは監視人が見えないから、
監視人がいてもいなくても、収容者は視線を意識して
常に緊張するようになる。
やがて、収容者の心理が、
監視人の望むようになっていくというわけだ。
それだけではない・・・さらに、監視される収容者の心に
第二の監視者=収容者(自己監視のシステム)が生まれるのです。
つまり、無意識のうちに監視人が期待するように、
自らを律するべく努めるようになることを意味する。
内閣府の人事を握る首相官邸が、
内閣府の官僚にしているのはまさに
パノプティコン(一望監視型監獄装置)・・・
いわれなくとも忖度している官僚たちは
まさにパノプティコンの収容者なのだ。
そして、監視社会の初期に到達している
私たち庶民も他人ごとではない・・・
もちろん現首相も監視されている側なので
監視するビッグブラザーはもっと上にいる。
冒頭の中国の監視カメラのシステムは
わたしたちを支配する側に自ら進んで隷従させ
「死んだように生きさせる」
実に末恐ろしい社会を作る道具であろう。
それをすでに予見してアニメ「地球へ」にした
竹宮恵子さんは本当にすごいと思う。
竹宮恵子さんは、このパノプティコン(一望監視型監獄装置)を
グランドマザーとしている。
アニメでグランドマザーは最後どうなるのか・・・
アニメ版でも映画版でも、
コントロールされていない主人公のジョミーや
そのライバルのキース(コントロール下)の犠牲と引き換えに
破壊される。
映画版キースの言葉が印象的だ。
「誰の命令でもない自らの意志で死ぬんだ」
生きていること
死んでいくこと
これらは、私たちの尊厳そのもの・・・
「生きてていいよ、ただし死んだようにね・・・」
そう支配者側は狙っているのだ・・・
大西つねきさんが講演の最後で必ず言う言葉・・・
「個人の心の自由」
この言葉は実に重たい・・・
いったいこの世の中はどこへ行こうとしているのだ。
この不気味な動きを、
せめてこの歌で鈍化したい・・・
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
tag : 監視社会