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令和buzz22・・・謎のお叱り

先日、ある高校生が、ある紙をもって
大変憤慨して私のところにやって来ました。

見せてくれたのは、
赤の添削が書かれた作文でした。

それは、大学進学に当たって
なぜその大学へいって、
その後なぜそういう職業につきたいのかを
掘り下げる作文でした。

その生徒は、
教育学部にいって発達障害について学び
将来教職もそこに携わりたいという大筋があるのですが、

こんな内容を書いていました。

「その動機になったのが塾の先生(わたし)」

「今の学校、特に高校では、
発達障害の生徒に対して十分対応できているとは思えないので、
そこを学びたい・・・」と。

するとそれを読んだ先生は、
火がついたように怒ったそうです。

「学校ちゃんと対応している!」と・・・???

謎のお怒りポンチだったそうです。

ちなみに、その子が通う学校には
特別支援学級はありません。

高校というのは、義務教育でないという理由だけで
特別支援学級や通級指導学級がほぼありません。

ちなみに、義務教育いうという理由だけで
これらの学級を設定しなかったり
合理的配慮がなされないのは不適切です。
(文科省に確認済)

「三重県特別支援教育推進基本計画 」
平成27年3月
三重県教育委員会


三重県特別支援教育推進基本計画

にもこう書かれています。

三重県特別支援教育推進基本計画 平成27年3月 三重県教育委員会
三重県特別支援教育推進基本計画 平成27年3月 三重県教育委員会

もちろん全国を探せば、そういった
プロジェクトも進んでいるところもあるでしょうが、

私たちが住むこの県の公立高校では
ほぼ聞いたことがありません。

うちの塾には、小中高あわせて、
その発達障害の生徒がチラホラといますので、

その生徒も、そういった問題意識と、
それを解決したいという希望
を持ったのでしょう。

謎の怒りはまだまだ続きます。

まず、その先生は、

学校はちゃんとしている!
先生だって発達障害のことはよく知っている!

(これは以前もあったそうだ)

そして、こういった動機を持ったきっかけが
塾の先生(わたし)だったことが
露骨に気に入らなかったようで、

何で学校の先生からじゃないのか!
これまた謎の突っ込みが入ったそうです。

   は~!?⤵️⤵️

その生徒は、一教師の問題を指摘しているのでもなく、
あくまでもシステムとして、高校進学の選択の狭さ、
入学後の学びにくさと取り上げたのにも関わらず、

一方的に価値観を押し付け、
了見の狭い解釈で生徒の考えや希望を傷つける・・・

大学で学びたいと思う内容は、
今の社会が追い付いていない問題や
これからの人々に必要だ願ったことから生まれるもの・・・

その生徒は、日々の観察から
そういったことが必要だし、
やってみたいと思ったわけだ。

そこを受け止めることから始めるのが
私たち大人の役目・・・

わたしなど、その生徒は実に立派だと思うが、
学校を一番と考えない生徒は
どうやらその先生には気に入らないようだ。

ちなみ、
なぜ塾なんか行ってるんだ、
学校でちゃんとしている・・・


ここでも謎の攻撃をされたそうだ・・・


最近の先生たちの、不寛容、不勉強、不支援、には、
ホント閉口してしまいます。

(もちろん全員ではないが)

完全に目標を失っています。

目標?

シンプルです。

日頃の教科指導や進路指導を通して
生徒や親御さんを励ます、力になる・・・でしょう。

つまり、生徒子どもの未来を描くこと!!!

それしかないでしょう。

学校が一番とか、
先生たちはちゃんとやってるとか、

そんなことを主張して
生徒たちの心をねじ伏せて
いったい何になるのでしょうか・・・

どんな職業にも、光と闇がある・・・
その闇を、少しでも光に変えようとする生業・・・

それが働くということ・・・


そんな単純な真理さえわからないとは・・・

なにより、生徒を自分の価値観の範囲に
無理やりねじ込もうとする行為は
幼いを通り越して、一種精神の蹂躙です。


・受験前に言った不用意な一言で、
 生徒が精神的に壊れ追い込まれる

・道徳の時間に、自分の子供の写真を見せて喜ぶ

・生徒が面接の練習準備を早くしたいと、
 面接原稿を書く資料をお願いすると、
「なぜお前だけ特別に早く用意しなければいけないのか!」と
 言われる始末・・・

これは最近実際に学校であった出来事です。

ちなみに最後の生徒の中学は、
毎年12月にすでに配られるのに、
今年だけ1月になると言われたからです。

その生徒は覚えるのが苦手で、
冬休みの間にただ早めに準備したかっただけです・・・
なのに・・・です。

少し前にもあげたこの本に、
支援と伴奏がうまい人
=学校の先生がもっとも苦手なこと
というリストがありました。




1 「勝ち」「負け」にこだわらない
自分の意見が否定されようとも、
自分が否定されたわけではないと考える。

「~そういう見方もあるよね」
「それはいいねぇ」
「それは気づきませんでした」

2 「事実」に基づこうとする力
ファクツ
エビデンス
仮説、仮説に基づいた結論、犯人探しを否定

3 「あるべき論」を振りかざさない

4 「最終ゴール」を忘れない

5 「最終ゴール」に到達する努力を惜しまない

どうでしょう・・・

これらは、

発達障害如何にかかわらず、
そして、先生だけでなく、
親御さんにもいきる知恵ではありませんか?

なぜ、
そう考えたのか、
ゆっくり聞いてあげることぐらいしましょうよ・・・

いつのまにかかかっている
脅迫尋問病・・・

ちがうでしょ!
なんでそうなるの!

そんなことが口癖になっていませんか?

大人が子供を潰すこともあることを、
私たち大人は、真剣に反省しなければいけません。

歯衣なし宣言200123
歯衣なし宣言0123





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theme : 発達障害
genre : 学校・教育

tag : 発達障害 高校生 進路

樹下石上195・・・働かざる者 飢えるべからず・・・

2019年6月、東京・練馬区の自宅で、
農林水産省の元事務次官・熊沢英昭被告(76)が、
長男の英一郎さん(44)を殺害した事件の裁判で
被告人への質問が始まっている。

この事件は、「農林水産省の元事務次官」という肩書が
なぜかいつも付けられマスコミもよく取り上げる。

もちろんエリートの息子という特殊な何かがあるのかもしれないが
本質はそういうことではない気がする。

つまり、この世で生きづらいと感じる子供たちが
どう乳幼児期、幼少期を過ごしているのか・・・
学童期、学校期を過ごさざるを得ないのか・・・

そういうことだと思う。

大人は簡単に
「そんなことでは世の中では生きていけない」というが

じゃあ、その世の中を作り、
容認しているのはその大人であり、

彼らの根本的な心の歪みが
その生きづらい世の中を変えようとしない大人への「憂さ」であるなら
私たちの責任は大である・・・

先週もある高校生の子とじっくり話す機会があった。
その子は、不登校で通信教育で頑張っている子だが
とても明るく素直な子だ。

その子が、8050問題※の新聞に興味がわき
大学受験の小論文風にトレーニングしたいといった。

※80代の親とひきこもり状態の50代の子が
同居する世帯の孤立化・困窮化に伴うさまざまな問題。
また、バブル崩壊後の就職氷河期に社会に出た
ロスジェネ世代(失われた世代)も40代に突入したことから、
70代の親とロスジェネ40代の「7040問題」も論じられるようになった。


「働かざる者食うべからず」という言葉がある。

昭和時代それは一種、普遍の原理原則のようだった。
それは経済が右肩上がりで
ある意味、どんな学業的層の人も仕事があり
頑張れば車の免許を取り、車を買い、
家も建てられ、希望と未来を築くことができた。

ところが平成に入って状況は変わった。
定型通りにならなくなった。

人を部品のように扱う「派遣法」は制定され
非正規雇用が当たり前になり、
私たちは労働の対価をきちんと分配されることがなくなった。

政府が大企業の利益を重んじたからだ。
トリクルダウン政策※を強いたからだ。

※富める者が富めば、貧しい者にも
自然に富が滴り落ちる(トリクルダウンする)とする経済理論


そもそも、なぜ貧しいものを富ますのに
富裕層が関係あるのか?
直接、貧困層に富を渡せばいいだけだ。

レーガン大統領のこの古い政策(レーガノミクス)を真似て
アベノミクスと命名し突き進んだ三本の矢の結果、
富めるものは更に富み、貧しきものは更に貧しくなっただけだった。

その時のアメリカを見れば、
日本の5年後10年後の未来は予測できたはずなのに
その時の政治家や官僚はわかっていてやった確信犯だと私は思っている。

つまり、トリクルダウン政策は
富裕層はますます富裕層になり
貧困層はますます貧困化し、
中流階級がなくなり、
それも世代間で継承され、固定化させるために・・・

それをおかしいという政治家も官僚も誰もいない・・・

貧困層にまわりくどい回し方をしないで
直接渡せばいいとわかっているのに

キャッスレス5%だか2%だか還元などという
ごまかし方でガス抜きしているだけだ。

それが令和元年の現状だ。


そんな中、「頑張る」先に幸せはなく、
気泡化したぼんやりとした暗闇に
何もかもいやになる世代が出てきただけだ・・・

これは本当に個人の問題だけだろうか・・・
自己責任の問題だろうか・・・

間違いなく構造的、そして政府による
意図的政策な結果であろう。

アベノミクスの大罪

アベノミクスの大罪

(詳しくはこちらをご覧ください。)
長時間働く割には実質賃金が上がらない日本。大企業の内部留保や役員報酬に吸われる日本の労働者のエネルギー。それを推奨する安倍政権

これからは間違いなく
「働かざる者 飢えるべからず、死ぬべからず」だ。



ことしGWで学んだ津守さんが
FBで改めて「発達障害支援法」を記載されていた。

農林水産省の元事務次官の息子も発達障害だという。

幼少期、せめて学童期・・・こういった配慮を認識する大人たちが
周りにもっといたら息子は同じ結果になっていただろうか・・・

タラレバでは語れない難しい問いだが、
少なくとも親子で殺しあう結果にはならなかったと思う。

以前教育委員会の窓口に是正をお願いした高校生の彼・・・
平成の後ろ影⑦・・・発達凸凹(発達障害)

いまだに理不尽な宿題が出ている・・・
あきれてものも言えない・・・

だが、あきらめるわけにはいかない・・・

令和元年も終わり・・・

私ができるせめて半径300メートル・・・
今よりも生きやすい世の中になれるよう理念を抱きつつ
日々活動を続けたい・・・

津守 慎二さんFB

全文をあげておきます。
よかったら読んでください。

「令和元年の確認 
発達障害者支援法って法律があります
できることから少しずつ
子どもたちに明るい未来を
来年はもっと頑張っている方が少しでも楽になりますように
共有することが大切ですね🌈
特別支援教育について
発達障害者支援法(平成十六年十二月十日法律第百六十七号)
最終改正:平成二八年六月三日法律第六四号

第一条  この法律は、発達障害者の心理機能の適正な発達及び円滑な社会生活の促進のために発達障害の症状の発現後できるだけ早期に発達支援を行うとともに、切れ目なく発達障害者の支援を行うことが特に重要であることに鑑み、障害者基本法 (昭和四十五年法律第八十四号)の基本的な理念にのっとり、発達障害者が基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい日常生活又は社会生活を営むことができるよう、発達障害を早期に発見し、発達支援を行うことに関する国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、学校教育における発達障害者への支援、発達障害者の就労の支援、発達障害者支援センターの指定等について定めることにより、発達障害者の自立及び社会参加のためのその生活全般にわたる支援を図り、もって全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的とする。

(定義)
第二条  この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。
2  この法律において「発達障害者」とは、発達障害がある者であって発達障害及び社会的障壁により日常生活又は社会生活に制限を受けるものをいい、「発達障害児」とは、発達障害者のうち十八歳未満のものをいう。
3  この法律において「社会的障壁」とは、発達障害がある者にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいう。
4  この法律において「発達支援」とは、発達障害者に対し、その心理機能の適正な発達を支援し、及び円滑な社会生活を促進するため行う個々の発達障害者の特性に対応した医療的、福祉的及び教育的援助をいう。

(基本理念)
第二条の二  発達障害者の支援は、全ての発達障害者が社会参加の機会が確保されること及びどこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないことを旨として、行われなければならない。
2  発達障害者の支援は、社会的障壁の除去に資することを旨として、行われなければならない。
3  発達障害者の支援は、個々の発達障害者の性別、年齢、障害の状態及び生活の実態に応じて、かつ、医療、保健、福祉、教育、労働等に関する業務を行う関係機関及び民間団体相互の緊密な連携の下に、その意思決定の支援に配慮しつつ、切れ目なく行われなければならない。

(教育)
第八条  国及び地方公共団体は、発達障害児(十八歳以上の発達障害者であって高等学校、中等教育学校及び特別支援学校並びに専修学校の高等課程に在学する者を含む。以下この項において同じ。)が、その年齢及び能力に応じ、かつ、その特性を踏まえた十分な教育を受けられるようにするため、可能な限り発達障害児が発達障害児でない児童と共に教育を受けられるよう配慮しつつ、適切な教育的支援を行うこと、個別の教育支援計画の作成(教育に関する業務を行う関係機関と医療、保健、福祉、労働等に関する業務を行う関係機関及び民間団体との連携の下に行う個別の長期的な支援に関する計画の作成をいう。)及び個別の指導に関する計画の作成の推進、いじめの防止等のための対策の推進その他の支援体制の整備を行うことその他必要な措置を講じるものとする。
2  大学及び高等専門学校は、個々の発達障害者の特性に応じ、適切な教育上の配慮をするものとする。」



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theme : 発達障害
genre : 心と身体

tag : 発達障害 アベノミクスの大罪

樹下石上126・・・とあるサイトのQ&A

お陰さまで、以前ここでもあげさせていただいた
発達障害グレーゾーンの生徒さんの就職が決まりました。

ここに書いたり、お話ししたりすることで
本当に色々な方から応援をいただきました。

ありがとうございました。

発達凸凹(発達障害)

たった一人の生徒さんですが、
実に多くのことを彼から学びました。

もちろん、朝が起きれず、
よく遅刻する彼ですから
これからもきっと大変でしょう。

なにもかもこれからですが、
なんとか周りの理解を得つつ、
頑張ってほしいと思います。

小さな挑戦

彼とのことは、この「小さな挑戦」から始まりました。

発達障害について考えることは、
人権とか権利とかそういった近代に生まれた
かっこのいい言葉の大きなレベルのことだけではありません。

もっと身近で、もっと日常的なことです。

いのちとはなにか?
またそのいのちに対してどう向き合うか?

そういう話です。

今までの世の中は、凸凹と言っても規格内の凸凹でしたから
世の中もそうやって回っていきました。
(おそらく排除したためそうできただけですが)

しかし、これからの凸凹は、規格外です。
想定外です。

だからこそ、今までの認識では
きっと本人も周りもうまくいかなくなるのでしょう。

以前彼のことで、発達障害のある有名サイトのQ&Aに
質問をしたことがあります。

そこは、当事者の家族がQ&Aし合える交流の場でした。

「グレーゾーンの彼にとっては
あまりにも理不尽な宿題が出されたので
彼ができる宿題にしていただけるように
合理的配慮を学校側に依頼してもいいか?」

ざっくり言えばそういう内容で尋ねました。

するとどうでしょう。

たしかに善意ある回答もありましたが、

「合理的配慮を振りかざすのはどうか」
「合理的配慮はなんでもしてもらえるという魔法ではない」
「そこまで宿題が出るということはそれまでに
なにか生徒に問題があるのではないか」
「問題がある場合、配慮なんてしてもらえませんよ」

なかなか手厳しい言葉が帰ってきました。

なかでも一番意外だったのが、

「いつか社会に出るんだったらそれぐらいやれるように
していくのが親や指導者(先生など)の役目・・・」

まるで昭和のど根性論・・・

そこに、ベストアンサーの拍手がたくさんくる・・・

その回答者は、発達障害のお子さんを3人お持ちの方でした。

わたしは不思議な気持ちになりました。

たしかに我が子を思うからこそ、そういう回答になるのでしょうが、
わたしには、なにか社会に立ち向かうための
窮屈な強がりのように思えました。

発達障害の子を抱える世のお母さんは、
こうやって鎧を着ないと生きていけない今の日本なんだな・・・

そう感じました。

ただ、このQ&Aをみた他の同じ状態の当事者や家族は
絶望を感じ、二次障害、三次障害へと繋がりかねない・・・

そうとも思いました。

たしかに発達障害の子供も叱らなければならないときはあります。

しかしそれはあくまでも、彼らをよい方向へ持っていくための
方法のひとつです。

社会に合わせるためにしかるのではありません。

しかも合理的配慮は、精神論で語ることではなく、
あくまでも手順の問題です。

あることを成し遂げるのに、

A→B→Cとすんなり行けてしまう子を
学校や社会に適応できている場合とすると、

A→b→b→b・・・・→c→c→c→・・・・→C・・・・
という感じの子が発達障害の子です。

また、スモールbでよしとすることです。

規格外の彼らだからこそ、
規格外の援助がいるときがほとんどです。

そのときの「特別な注文」を合理的配慮というのです。

特別な注文

できるものはできるように、
できないものはゆっくりとそれなりに・・・

そういうことです。

いつか社会に出て、やっていけるようになるためだからこそ
特別な注文で規格外の支援伴走がいるのでしょう。

そうして、ゆっくりと理解者と援助者を増やしてあげながら
自己肯定感と達成感を重ねさせていくことが必要なのです。

人間は、人生で攻められるようになるためには
守られ、支援され、伴走される体験がいります。

これは、発達障害であろうがなかろうが皆同じです。

守られている(た)体験があるからこそ、
やってみようという外へのエネルギーがわき起こるのです。

特に、小さい子は当たり前ですが、
社会に出る前の中学生高校生でも同じです。

つまり、最初に必要なことは、
彼らのような特質の生徒たちへの理解と受容なのです。

それがないので、
二次障害・三次障害へと繋がってしまうのです。

障害を、個人や家庭が背負う時代から
社会全体が理解受容し、支援伴走ができる環境に
成熟させる時代へと移していかなければ行けません。

社会に出たらやらなければいけないから
できない子を全面的に社会に合わせ
鍛えなきゃいけない・・・ではなく、

社会に出なきゃいけないから、
理解、受容、支援伴走を用意するのです。

甘えさせてはいけない「甘え」と
甘えていい「甘え」・・・

特別扱いすることと
放っておくこと・・・

なかなか難しい境目ですが、
十人十色、その時その場で見きわめこそが
今後の大きなポイントです。


①好きなことを続けさせる

②話したがることは最後まで聞いてあげる

③すぐに否定をせずに本人に考えさせる

そのときは、この「ポジティブフィードバック」が
ヒントになることでしょう・・・


いずれにしても今の日本では、
専門のサイトでさえ前述の様相ですから、
道のりは長いかもしれません。

しかし、わたしはそういう世の中が普通になるように
探求し実践し続けたいと思っています。

皆さんのいい知恵や情報がありましたらまた教えてください。


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genre : 心と身体

tag : 発達障害 凸凹 伴走 支援

樹下石上 106・・・自分流を貫ける

サラリーマン塾人から今の自営に変わって
一番何がよかったかと問われれば、

自分流が貫ける」

このことに尽きると思います。

うちの塾は、5席、生徒が座る席がありますが、
そこに座る生徒たちは学年も、やっている教科も
すべてバラバラ・・・

個々思い思いの教科や宿題を出して
やり始める場合が多いです。

もちろんアドバイスはしますが強制ではない。

それを塾呼べるのか私にはわからないが
36年こういった仕事(アルバイトも含めて)やってきて
私がたどり着いた塾像がそうだから仕方ありません。

入校される親御さんにも
きちんとその状況は説明させていただきますが、
それに同意され、入校されると、嬉しいことこの上ありません。

人は、人から言われて
いやいややることは身につかない・・・

そういう事実があります。

以前「特別な注文」で、「ポジティブフィードバック」を書きましたが


①好きなことを続けさせる

②話したがることは最後まで聞いてあげる

③すぐに否定をせずに本人に考えさせる


これは何も発達障害と診断された子供だけに
当てはまることではありません。

①は脳の汎用作用※のことを言っています。
別名、長所伸展法といいます。

※ある分野の能力を集中的に伸ばしていってあるレベルに達すると、
脳全体が活性化して他の能力も伸びるという機能

詳しくは➡好きなものを突き抜けさせよ(1)
好きなものを突き抜けさせよ(2)

②は国語の力、語彙力の飛躍的な伸び、
論理的に人に話す力、コミュニケーション力育成
そして何より、自分の話を聞いてもらえたという
自己肯定感の育成に繋がります。

③は、自分意見を多方面で検証する力、
YES・NOで解決しない問題への耐久力育成に繋がります。

そういった力を育む日常の大切な一場面です。

また、副産的ですが、
②は他者を程よく巻き込む力、

また、その他者が人の意見を聞くことで
自分の意見との差異を知り、
共に考える力を育む機会を与えます。

もちろん、今後いろいろと改良する余地はありますが、
わたしは、今の塾のスタイルを、ことのほか気に入っています。

なぜなら、ご家庭ではなかなか
こういったことができないというご意見もうかがいますし、

できないこういった場面を、創出することができ、
保護者の方の一助になると思っているからです。

確かに、塾では、勉強をし、
成績を上げることはお役目のひとつですが、
そうではない生徒たち、子どもたちもたくさんいます。

例えば・・・
昨日、最後のコマが、高三生の授業でした。

一人は、就職試験の一般教養の勉強・・・
一人が、いよいよまじかに迫るセンター試験の勉強・・・

一人は、黙々と問題集をこなしています。
一人は、一週間にあった出来事と
それによって乱れた自分の心をどう処理しいいかわからない・・・

そういったことで80分が過ぎていきます・・・

一人は、実によく勉強する生徒ですし、
模試の前日ですから、勉強を優先するかと思いきや
お話を優先なのです。

最後に、そのもう一人がその話に加わって来そうな顔をしていたので
尋ねてみると、同じようなストレスを抱えていました・・・

吐き出さねば、次に進めない・・・

人間にはそういうときがあります。

特に、人生最大の(彼らにとって)試練が待っている今の時期は
心の整理するのに本当にしんどい時期なのです。

やらねばならないことは百も承知・・・

でも、吐き出さねば、次に進めない・・・

頷かれ、同意されたことで
前に進めるエネルギーが湧くのです。

笑顔で帰る彼らはきっと今日、
ふたたび「戦い」の続きに挑んでいることでしょう。


今の昭和の親御さんにぜひ知ってもらいたいことがあります。

それは、今の中高生は、行事が多すぎるということです。

そして、授業でやっていない問題が
配布された問題集にずらっと並び
全く解説がないまま、テストに課される・・・

苦手な子で、しかも塾に行っていない子は
いったいどうすればいいのでしょうか・・

他にも、やれボランティアだ、やれ職業調査だ、
やれ戦争について調べようだとか・・・

ポスター、人権作文、社会をよくする作文・・・
インターンシップ、模試、不要な検定、そして部活・・・

国が、利権、天下りのために設けた様々な部署から出される
行事や検定、課題が、彼らの自由な時間を割いていくのです。

勉強が苦手な子には、時間もエネルギーも必要なのに
その二つが、行事や検定、課題で枯渇していくのです。

さらに、それで18歳で成人!・・・とは無理があります。


自分のことをよく知り、
家族との関係を知り、
社会のことを知り、

そのどこに自分が立てばいいのか・・・

そんなことを考えるきっかけも機会も与えないまま
社会に出会い、恋人に出会うので
25・6・7歳になって再び迷路に入る・・・

今の子はコミュニケーション力が足りないって・・・
そりゃそうなりますよ・・・という感じです。

私は、子どもたちに 自分を知り 周りを知り
自分流を貫ける成人になってもらいたいです。

それは、何も自分勝手に生きることではないのです。

自分流を貫きながら、
周りの人と持ちつ持たれつ協力し合いながら
自己肯定感をもって幸せになっていってほしいのです。


①好きなことを続けさせる

②話したがることは最後まで聞いてあげる

③すぐに否定をせずに本人に考えさせる


わたしは、そういった願いから、
ますますこういう塾にしていこうと密かに(笑)企んでいます。



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tag : 自分流 発達障害

樹下石上 100・・・「このままの僕でいいという気持ち」

piyoさんが、みちのく二人旅を書いています。

是非ご覧ください。


さて、先日あげた「特別な注文」の日野さん・・・

その方の本が届きました。



発達障害の子どもたちの進路と多様な可能性1

これはまちがいなく素晴らしい本の香りがします。

発達障がいの中高生なら、本人も読みやすいようにしている本です。

大きな字、薄いピンクの蛍光マーカー・・・

前書きはもちろん、ぱらぱらとめくるだけでも
発達障害の子どもたちと接するときに
生活のヒントになることがたくさん出てきます。

日野さんが経営する品川の学習センターに、
2008年、あの東田直樹君が入学した時のことが書かれていました。

東田直樹さん(^-^*)ノ

自閉症の僕からのお願い」

パニックになったときは、そっとしておいてください。
普通に接する。
特別扱いする。
そっとしておく。
違いに気づく。

そういったことが書かれてあったそうです。

また、彼は幼稚園の頃、
「僕はもう死んでしまった方がいい」と考えていたそうです。

それをどう乗り越えたのですか・・・というインタビューに対して、

「乗り越えたわけではありません。
種をまいた花が芽を出し、茎をのばし、
やがてきれいな花を咲かせるように、
このままの僕でいいという気持ちが育っていったのだと思います。
それは、家族がいつも僕を特別扱いせずに叱ったり、
ほめたりしながら、僕を家族の一員として育ててくれたからだと考えています」


彼は、学校から賞状をもらう式典の最中に、
急にオルガンに注意をひかれ、オルガンを触りだします。

その後、落ち着きを取り戻し、席に戻ったあと、こう言います。

「僕はこんな風に自分のこだわりと折り合いをつけながら生きているのです。
みんなができないことがあっても頑張っているように、
僕も自分の混乱とぶちあたりながら、これからも頑張っていこうと思います。」


これらのエピソードを読んで、
これは自閉症の子、独特の症状だ・・・

うちの子や、周りの健常者は違うんだろうな・・・

もし、そう思われたなら、それはあまりにも

不勉強、
認識不足、
洞察力不足・・・

そう思っていただいていいでしょう。

これは、自閉症の子だけでなく、
発達障害&グレーゾーンの子も、
いわゆる健常者の子も、

ありとあらゆる人間が持ち合わせる本質なのです。

そして、

このままの僕でいい・・・

このままのわたしでいい・・・

今いる場所の一員でいていい・・・

そう思う環境を互いが努めて作って行く・・・

これから、いえ今日からそういう視点で
まわりを、周りの人々を見ていきましょう・・・

これからは、
「今あるものから選ぶ」ではなく
「今あるルールを守る」でもなく、

「今ないものを共に作る」
「今ないルールを共に作る」

そういう時代なのです。

「特別な注文」は、

濃い薄い・・・
強い弱い・・・
大なり小なり・・・

私たちすべてに存在する
「いのちの尊厳」なのです。


発達障害の子どもたちの進路と多様な可能性2


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