令和buzz322・・・PG12?
うちの塾でも、
「泣いた」
「2回見た!」
と話題沸騰中だ。
わたしと言えば、
生徒が先生にも見てもらいたいと
はじめの3巻ほどわざわざ持ってきてくれたが
1巻の途中で挫折した(笑)
で、昨日、ずっと疑問だったことを
今の生徒のお兄さん(元生徒)に聞いてみた。
疑問とは・・・
同じ話のはずなのに
本の漫画があり
アニメがあり
なのに、なぜまた映画に行きたくなるのか?
人間の心理として興味があったのだ・・・
答えはわかった・・・
それは、映像の綺麗さと音響の効果だという・・・
なるほどと納得した・・・
しかもアニメは、この無限列車の前で終わっているらしく、
そこもポイントらしい・・・
で、その鬼滅の刃が「PG12」なるものに指定されているらしい・・・
このPG12とはなにか・・・
「刺激的で小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれている。一般的に幼児・小学校低学年の観覧には不向きで、高学年の場合でも成長過程、知識、成熟度には個人差がみられることから親又は保護者の助言・指導に期待する区分である」
この文をまじめに読み、
まじめに実行するならば、
「親又は保護者は助言・指導」をした方がいいようだ。
それにしても一体何を助言するのか?
しかも それを「期待する」?
この腑抜けた文章をいったいどう捉えたらいいのか・・・
おそらく鬼をやっつけるシーンの
グロテスクさを和らげる助言!?や
いのちの大切さを助言!?
ということかしら???
しかも、学校の運動会で
柱(鬼を退治する側)のきめポーズや
鬼の首を取った振りになっているのが
よくないとかのご意見もあるらしい・・・
もともと、4歳から6歳ぐらいまでは
他人の視点に立ったり、
自分の視点以外で物事を見たりする力が成長途中らしいので
(つまり、なり切ってしまう)
映画の中で起きていることと
自分の世界との混同が起きるからなのだろう。
それが「コワい!」となり、
トラウマになる・・・
そういうことなのだろう・・・
もちろん個人差もあり、
家庭内の価値観にもよる・・・
幼い心への配慮という点ではもちろん必要だが、
それは、こういったPG12指定(10/5)が起きる前に既に
本人や家庭で行われているのではないだろうか・・・
「専門家のアドバイスは、脳の活動を停止させる」 中野信子
これは、専門家の意見がお門違いだったとしても起きる現象らしい。
つまり、専門家の意見が正しかろうが間違っていようが
意思決定をつかさどる脳が活動を停止してしまうのだ。
昨日偶然この箇所を読んだ私としては
実に複雑な気持ちになる・・・
今回の政府お抱えの
コロナの専門家の意見(半強制)など最たるもので
他にも、政府が学問や文化に口を出して久しいが、
ここでも子供たちの価値判断に
細々と基準を設けて枠を引く最近の風潮には
もう閉口しかない・・・
「過ぎたるは及ばざるが如し」
いいことわざがあるではないか・・・
漫画や映画など、
子どもが好きと言っているものに
大人は程よく距離を持つことが大切だと思う・・・
そして、われわれの尊厳でもある
「意思決定」は手放さない方がいいだろう・・・
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」
冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)さんもそういってますよ。
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