令和buzz108・・・向き・不向きは自然に作られる
人間の脳は、生後8か月齢までに
盛んにシナプス形成が起こるが、
その後,発達 に伴ってシナプス密度は
徐々に減少していき,
10歳ごろ までにほぼ半減する。」
➡生後発達期の小脳におけるシナプス刈り込みのメカニズム
東京大学の
渡邉 貴樹氏、上阪 直史氏、狩野 方伸氏の
3者の研究が実に興味深い・・・
いわゆるこれが、
三つ子の魂、百までと呼ばれたり、
「向き」「不向き」と呼ばれるものだ・・・
この研究では、この刈り込みが、
自閉症スペクトラムや
統合失調症と関係があるとわかってきている・・・
同じ資料にこんなグラフがあった。

確かに、自閉症の人は脳のシナプスが
他の人より30%から40%ぐらい多いと聞いたことがある。
この2タイプを塾やお客さんで接していてわかるのが、
過剰に余分なシナプスが残ることで
こだわりの強い自閉症スペクトラムになったり、
自分のいまの気持ちが混乱し、言語化できない
統合失調症になったりするのかなとも思った。
↓
「自閉スペクトラム症の患者の脳では生後のシナプス密度が一貫して高く,シナプスの過剰形成と刈り込みの障害が あることが予想される.一方,統合失調症の患者の脳では幼児期~思春期以降にシナプス密度が低く,シナプス形 成は正常だが,その後に過剰なシナプス刈り込みが起こっていると考えられている」
一方的に賞罰的に行われる幼少期の英才教育は
実は、かえって弊害があったりするという。
脳にこの刈り込み機能があるのなら、
愛情いっぱいにゆったりと笑いあって
ゆっくりと会話を楽しむことに気を付け
この自然の脳のプログラミング機能に
任せた方がいいのかもしれない・・・
#うちにいよう で
今家族の時間がぐっと増えたお父さんも多いだろう・・・
ここぞとばかり、教育に力を入れるのではなく、
脳はその子に合わせて
向くものは残し、不向きなものは消去していく・・・
そういう脳の機能に留意し
目を見て話したり
感情豊かに笑いあう・・・
そういった空気のほうが
はるかに大切に思う。
力むのではなく、見守る・・・
脳は、おのずと
とても賢い機能を持っていることを忘れないでおこう。
子育ては、自然で万能な
脳内万能のプログラマーに任せておいてもいいようだ・・・
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