樹下石上210・・・2019年ありがとうございました
皆さんはどう過ごされるご予定でしょうか・・・
今年一年、AddCafe&学習支援塾でお世話になりました。
皆様のおかげ様で、何事もなく無難に楽しく
日常を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
いつもリアルでは、政経・闇権力系・雑談系・・・
なんでも率直にありのままお話ししますが、
ブログでは、トーンを落としてお話ししていました。
しかし、今年のブログでは
一歩踏み込んでお話しした場面が多かったと思います。
間違いなく参院選挙があったからです。
また来年はじめも衆院選があるやもですので
熱くなるとやもしれません。
どうぞご容赦ください。
念のため、どれだけ現首相がいい加減だったか
うまくまとまった記事がありましたので
参考までにお付けいたします。
➡今年はサイコパスぶりがさらにエスカレート! 2019年・安倍首相がついた真っ赤な嘘とインチキ総まくり
今私は、韓国歴史ドラマ「六流が飛ぶ」を見ている。
時代は高麗末期、李氏朝鮮が生まれる前夜だ。

その中でキル・テミという地方上がりの悪徳官僚がいる。
おまけに彼は、オネエでありながら
高麗一の剣士という設定・・・
しかしとうとう、革命団の新鋭剣士にやられるシーンがある。
このシーンが圧巻なのだ。
革命団の新鋭剣士のほうではなく、
キル・テミのセリフのほうだ。
腹を斬られ瀕死の状態になったキル・テミに
民衆が石を投げる・・・
頭からいく筋も血を流す彼が言う・・・

「私が何をしたっていうの・・・」
取り囲んだ武人の一人が叫ぶ。
「お前は、弱者から搾取し続けたではないか!」
ヨロけながらキル・テミが言う。
「ねえ・・・当然弱いものを狙うわ・・・
強いものを狙える?弱いものから奪うわよ・・・
強いものからは奪えないでしょ?ん?
(だんだん弱まっていく)
あははは、ははは・・・
(それでも最後の力を振り絞って立ち上がる)
いつの時代もそうよ・・・
弱いものは、いつも強いものに踏みつけられた!
(この「た」が、彼自身の人生と重なる。
彼自身が地方から上ってきたとき
弱く踏みにじられるのが嫌で
強くなっていったいきさつを私たちに想像させる)
戦っている革命団の新鋭剣士も
思わず涙を浮かべ始める。
今ここで死のうとしているキル・テミも
身分の低い自分と何ら変わらない生い立ちがあったのかと
重なるからだ。
「千年前だって、千年後だって
弱いものは強いものに奪われるの!
この世で唯一変わらないのは、
強いものは弱いものから奪いつくし
強いものは弱いものを踏みつけることよ!」

血を流しながら何度も何度も叫び続けるキルテミの真実が
このドラマ前半のクライマックスだ・・・
素晴らしいドラマとは、
勧善懲悪という安っぽい締めではなく
悪には悪の真実・・・それぞれの立場の真実を
哀しいまでに描き出すことを言う・・・
「これだけは決して変わらない・・・変わらないのー!」
「だからさっさと決着をつけましょう・・・」
そういってキル・テミは息絶える・・・
彼が言った「強いものは弱いものから(命を)奪う」という
真理の通りに・・・
確かに現政権メンバーにもそれぞれの真理があるのだろう・・・
それを私は否定しないし、正邪を語るつもりもない・・・
ただ、わたしの真理と全く相いれないだけだ・・・
だから、私は自分が信じられるものを信じるだけだ。
自分の真理のまま言動するしかない。
そこには勧善懲悪も善悪も正義・不正義もない・・・
相いれないものは、受け入れない・・・
ただそれだけにすぎない・・・
「強いものは弱いもののいのちを奪う、こうやってな・・・」
最後、革命団の新鋭剣士も涙を浮かべている・・・
この涙こそが、
同じように弱々しい柔らかい肌の赤子で生まれた私たちが
道を分かつものは何なのか・・・
その永遠のテーマを投げかける・・・
数ある韓国歴史ドラマの中でも
断トツ一位の作品となった・・・
日本では、大河さえ忖度ドラマばかりでつまらない・・・
日本のドラマ力は確実に劣化し、
こういった物語が生まれなくなったのが実に残念だ。
theme : いのちあるものが いのちあるように
genre : 政治・経済
tag : 六龍が飛ぶ