平成の後ろ影⑨・・・不寛容な社会
あとはレポート提出で認定の見込みが立ちそうです。
早朝、一時間ほど早く着いた私は、ぶらり大須観音へ・・・

偶然でしたが、28日ということもあって「骨董市」をしていました。

小道具から古布、古着物、
仏像や古本、古いラジオもありました・・・
骨董市ほど、偏好、物好きが現れる場もないかと思います。
ある場所に黒山の人だかりができていました。
しかも100%おやじだけの人だかりです。
私はおやじではありませんが(笑)
分け入って何を皆さん覗いているのか確かめました・・・
おそらく、無線の機材・・・
周波数を合わせて、それを受信できるか?を確かめているようでしたが
ただ、本当にそうなのかは全く分かりません・・・
覗いても商品が何か定かでない・・・(笑)
これこそ偏好です・・・
しかし、私はこの偏好の臨場感が好きです。
みんなそれぞれ、自分の興味あるものしか手に取りません。
そしておやじ率が高い・・・
その筋の人にしか
その商品の良さがわからない・・・
本当に面白いです。
実は、この偏好、こだわりは
発達障害の特徴です。
昔からそういう世界があって
そういう人たちが呼吸できる場があって
「暗黙の了解」で互いを認めあっていた・・・
平成はいつのころからか
窮屈で生きづらい世の中になっていった感じです。
不寛容といってもいいでしょう・・・
人と違っていること、自分と違っていること・・・
そういうことを許せなくなっている・・・
許せないだけでなく、怒りへと育ててしまう・・・
ところで、「怒り」が頂点を迎えるのはどういうときか・・・
みなさんはご存知でしょうか・・・
それは怒っている自分の声を聴いたとき・・・だそうです。
別に話さなくても、SNSで投稿した時も同じです。
ですから、不寛容、過剰批判社会は
SNSと二人三脚で広まったといえます。
では怒りがこみ上げてきたらどうするか・・・
それは、決して見せない日記を書いて、
最後は燃やしてしまうことだそうです。
怒りという記憶を操作し、上書き(浄化)することだそうです。
また川柳に変換することもいいでしょう。

つまり、どうしても怒りを言葉にしたり、投稿したければ、
サラリーマン川柳のように
第三者、神様の視点になって(笑)になって
ストーリーで伝えることが大切なのだそうです。
あと言葉の選択も重要です。
肯定的に伝える・・・
たとえば、「・・・やめろ」ではなく、「・・・しましょう」とかです。
これは発達障害への例ですが、わたしたちの日常やネットの世界でも
応用すれば使えるヒントがあります。
SNSの世界では、心無い「指示・命令・禁止」が
多すぎのような気がします。
この変換表など、いわゆる普通のお子さんやご家庭、友人、
高校受験の面接で自分の良さを発見するときなどにも使えます。

➡楽々かあさん公式HP 支援ツールのシェア
発信する私たち一人一人が語彙力を広げ
凸凹を寛容するように心を育てたいものです。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体