樹下石上 ㉒・・・国策=無策=国民は忍耐!?
退任のあいさつが話題になっている。
石井洋二郎理事の退任挨拶。「東大は「国立」大学であって、「国策」大学ではありません。そして本学が拠って立つところの「国」とは、あくまでも国民全体のことであるはずです。もし国策に疑問があれば、率直に議論を戦わせ、誤りがあれば毅然としてこれを糺すことが国立大学に託された本来の使命」 pic.twitter.com/kpU9ALQo4B
— 阿部公彦 (@jumping5555) May 23, 2019
「東大は「国立」大学であって、「国策」大学ではありません。
そして本学が拠って立つところの「国」とは、
あくまでも国民全体のことであるはずです。
もし国策に疑問があれば、率直に議論を戦わせ、
誤りがあれば毅然としてこれを糺すことが
国立大学に託された本来の使命」
昨日話題にしたチンドン祭りの駐車場で警備をしていたのは
どう見ても70歳を超えたおじいちゃんでした。
このおじいちゃんたちは、ひょっとして
喜んでなさていたのかもしれませんが、
ふと思い出したtweetがありました。
自動車免許は70歳超えたら機能が鈍るから返納考えろと言い、一方
— さらさら (@lMHrPNiBiJMFC6Q) May 22, 2019
70歳超えても働かせて年金は出さない、保険料は取ろうとする。
こんな矛盾ない。
認知機能が低下してるなら仕事だって同じ
過疎地では仕事に車は命綱。
老人は引きこもりになれば良いのか、それとも死ぬまで働けばいいのか、どっち?
国策って本当何なのでしょう・・・
年金の運用で15兆円も溶かしながら、
年を取ったら、これからは自分で働いて
生きていけるようにしてくださいって・・・
➡ついに年金不足を政府が明言、運用失敗で15兆円を溶かしながら国民に自助を求める非道さ=今市太郎
これが国策なら、もう政治自体必要ないじゃないですか・・・
年金には、「世代間格差」という問題が厳然と存在します。
➡社会保障費、世代間で大きな差 格差問題 2015年3月25日

それをこういうアニメでごまかすのが国策なんでしょうか・・・(厚労省)
➡厚労省のアニメ 世代間格差の正体~若者って本当に損なの?

要は、1960年以降に生まれた人は、
インフラや医療が充実した国にうまれたから
そこを差し引いて、年金がもらえなくても仕方ない・・・
バリバリ働いて、婚活して、子供を産んで
経済発展させなさい・・・
もっと端的に言えば、「だまって我慢しなさい」でしょうね。
これが国策と言えるのか・・・
もう情けなくなります。
オリンピックでも、大学生のボランティアを狙って
こんな通達が出ています。
➡平成32年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法及び平成31年ラグビーワールドカップ大会特別措置法の一部を改正する法律による国民の祝日に関する法律の特例措置等を踏まえた対応について(通知)
「学生が,オリンピック・パラリンピック競技大会等に参加することは,競技力の向上のみならず,責任感などの高い倫理性とともに,忍耐力,決断力,適応力,行動力,協調性などの涵養の観点からも意義があるものと考えられます。さらに,学生が,大学等での学修成果等を生かしたボランティア活動を行うことは,将来の社会の担い手となる学生の社会への円滑な移行促進の観点から意義があるものと考えられます。この観点から,平成32年度の学事暦を変更する予定の大学もあるところです。
各大学等において,例えば,学生の同大会等への参加や同大会に係るボランティア活動への参加のため,学事暦の変更等を行う場合は,下記の諸点にも留意していただくようお願いします。」
昨年来出ている、多くのスポーツ不祥事があってもなおのこと
「責任感などの高い倫理性」というのは、片腹痛し・・・
よくまあ、言えたものです。
要は、オリンピックに合わせて大学を休みにして、
学生がボランティアできるようにしなさい・・・
国民総出でタダ働きさせるように持って行ってね・・・
そういうことです。
個人的に、オリンピックは楽しみですが、
こういった最近の国策は、ある意味笑えない
本当に不気味な感じがいたします。
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genre : 心と身体
秋、立秋のころ⑪・・・誰が主役か?
一球一球サインを出すのが当たり前の野球。
そんな中、自分たちで考えさせる
ノーサイン(+フルスイング)の野球を徹底している常葉大菊川高校です。
勝ちたい、優勝したい気持ちは
もちろんあるとは思いますが、
その勝つことよりも大切なこと・・・
「何のための野球なのか」
「だれのための野球なのか」
監督さんが、そういう信念をもって指導されているのがわかります。
そして、昨日の尾畠じいちゃん・・・
・ボランティアは自己完結の現地生活。
食事、入浴など一切お世話にならない。
・被災のことは触れない。明るい話題。
・被害者のことを考えた装備。(塩飴、水、服装)
だれのためのボランティアなのかを
改めて考えさせる尾畠のおじいちゃん・・・
わたしは災害ボランティアをしたことはありませんが
これからボランティアをする人、
すべてのお手本になるのではないかと思います。
今は、3M(もてたい、儲けたい、認められたい)の社会。
「たい」「たい」が主流の現在の社会の中で
さわやかな人間力とそれを信じさせてくれる今日の朝です。
気が付けば、朝夕、斜陽の柔らかい日差しに・・・
稲穂を揺らすさわやかな朝風もキラキラしています。
自分の「たい」をできるだけ穏やかに・・・
人の「たい」を自然に応援する・・・
そういう人間に私もなりたいと思います。
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