令和buzz197・・・会社を辞めていいときといけないとき
「相談に行ってもいいですか?」
ということだったので
比較的人数の少ない
最後のコマに来てもらいました。
「会社を辞めたい」
そういうご相談でした。
わたしがご相談を受けてきた転職の助言で
たいてい行き着くのは、
「やめていいんじゃないかな」
になります。
これはあくまでも
結果としてそうなっているにすぎなく、
理由は、
ブラック企業だったり・・・
そこで学ぶものがなさそうだったり・・・
そのままいたら、心身が壊れる・・・とか
その場合場合でいろいろです。
しかし昨日は珍しく、
「やめない方がいい」
という方向に針が振れました・・・
なぜか・・・
それは、まだまだそこを
卒業する時期ではなかったからです。
卒業というのは、
もうそこで学ぶものがないということです。
つまり、昨日の場合は、
まだ学ぶものがあるということです。
これは一概には言えませんが、
ある人がある場所に導かれ
スムーズに進学や就職をした場合、
その人を支えていたり応援していたりする
目に見えない大応援団がついていることがあります。
もちろん本人の努力が一番大切ですが
そういう人たちから、
多大なご縁と恩恵にあずかって
進学や就職が成就されます。
成就のイメージは、
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が無数の交点をなし、
一枚の布が織られるイメージです・・・
その糸たちが一瞬にして交差したりすり抜けたり
そうしながらわれわれの現実は紡がれていきます。
そして、紡がれた布を
あーでもない
こーでもない
ここが素晴らしい
そこが工夫した点だ・・・
と言って、布を愛でるのが日常です・・・
昨日の場合は、
その布はまだ織られているいる途中で
仮にそれを投げ出し(辞めて)
他の場所に移ったところで
また同じ布を織らねばならぬ状態が昨日のパターンでした。
余談ですが、そういう場合、
次に布を織る時は前よりももっと困難な状態となります。
だから、逃げていいときといけないときがあるのです。
そう判断した私は、
「まだ時期ではないよ」とお話ししました・・・
これは実に微妙ですが、
何でもかんでも我慢して
そこにいなければならない・・・
そういうことではありません。
その子の課題である、
冷静さを持つこと、
毅然と戦うこと、
ご恩を返すこと
自身の成長を図ること・・・
そういった細かなことと絡んでいますので
決して一般化できることではありません。
「逃げるが勝ち」という言葉もありますから、
本当に逃げた方がいいときもあります。
ただ、あえて傾向を示すなら、
それは、勤めた年数に関係なく
「やり切った感」がないと
また同じことを繰り返すということです。
実はこれは、職場という「場」にかかわらず
人間関係の「人」でも同じことが言えます。
卒業か否か・・・
「やり切り感」を目安にすると
かなりの高い確率で路頭に迷う?ことはないと思います。
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